コンテンツに移動
ストレージとデータ転送

Google Cloud サービスの選択: ストレージ ワークロードのディシジョン ツリー

2023年10月5日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 9 月 29 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Cloud は、さまざまなワークロードのニーズを満たす膨大なストレージ オプションをご用意しています。これには、高パフォーマンスのアプリケーション向けのブロック ストレージ、コンテンツの配信や AI / ML などのワークロード向けのオブジェクト ストレージ、マルチライター機能を必要とするワークロード向けのファイル ストレージ、データレイクやウェアハウスに特化したストレージなどがあります。

デシジョンツリー シリーズの第 2 弾として、特定のワークロードのニーズに最適なストレージ サービスを調査および選択する際に役立つガイドを作成しました(データと分析も併せてご覧ください)。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/image2_fh1HVuA.max-1800x1800.png

Google Cloud 上のストレージ ワークロード用のディシジョン ツリー。クリックしてダウンロードし、拡大してご覧ください。

これらのさまざまな種類のストレージと、Google Cloud が各カテゴリで提供するオプションについて詳しく見ていきましょう。

ブロック ストレージ

ブロック ストレージは、固定サイズのブロック単位でデータの保存とアクセスを行います。きわめて低いレイテンシ(1 ミリ秒未満)、高い IOPS、高スループット、またはこれら 3 つの組み合わせを必要とするデータベースやアプリケーションなど、低レイテンシで高パフォーマンスのストレージを必要とするアプリケーションに適しています。

Google Cloud では、複数のブロック ストレージ オプションを利用できます。

  • ローカル SSD: 仮想マシン インスタンスに直接接続される高パフォーマンスの一時ストレージです。低レイテンシや高い IOPS を必要とする要求の厳しいワークロードに適しています。
  • Persistent Disk: 仮想マシンに動的に接続および接続解除できる、耐久性と信頼性の高い永続ストレージを提供します。
  • Hyperdisk: スケールアウト データ分析など、費用重視のスループットや IOPS に依存するワークロードに最適です。

オブジェクト ストレージ

オブジェクト ストレージは、データをメタデータと一意の識別子とともに個別のオブジェクトとして保存します。通常は、高いスケーラビリティ(マルチ ペタバイト規模からエクサバイト規模までを想定)と耐久性を必要とするアプリケーションに使用されます。ユースケースの例としては、コンテンツ配信ネットワーク、障害復旧、Cloud Storage を使用しないアプリケーションのバックアップ ターゲット、データ分析、AI / ML ワークロードなどがあります。

NFS とマルチライター ファイル ストレージ

ネットワーク ファイル システム(NFS)とマルチライター ファイル ストレージは、複数のユーザーや VM によるファイルへのアクセスや変更を可能にするファイル システムです。NFS は、複数のクライアント間で共有ファイルへの同時読み取り / 書き込みアクセスを可能にします。一方、マルチライター ファイル ストレージは、複数のクライアントやノードによる同時書き込みを可能にし、リアルタイム コラボレーション、バージョン管理システム、分散コンピューティングに適しています。

Google Cloud では、複数のオプションを利用できます。

SMB ストレージ

SMB ストレージは、Windows 環境で一般的に使用されているネットワーク ベースのファイル共有プロトコルで、ネットワークに接続された VM 間でのシームレスなファイル共有を可能にします。

  • Google Cloud NetApp Volumes: NetApp Volumes は、NFS とデュアル プロトコルのサポートを提供するだけでなく、アプリケーション環境にファイル ストレージをプロビジョニングするための SMB サポートを可能にします。

データレイクとデータ ウェアハウス

データレイクとデータ ウェアハウスは、複数のソースからのデータの統合を可能にし、データ統合を促進するほか、組織のデータアセットをまとめて確認できるようにします。これにより、組織は複雑な分析を行って、大量の構造化データや非構造化データからインサイトを得ることができます。また、ML ワークロードの基盤としても利用できます。

Google Cloud には、この両方に対応するソリューションがあります。

  • 構造化データ分析、ビジネス インテリジェンス、レポート作成に重点を置く場合は、データ ウェアハウス ソリューションとして BigQuery をご検討ください。BigQuery は、フルマネージド型でサーバーレスのデータ ウェアハウスです。SQL ベースのクエリを使用して、大規模なデータセットの保存、クエリ、分析を高パフォーマンスかつスケーラブルに行うことができます。
  • データレイクを構築する場合、Cloud Storage は元データのためのスケーラブルで耐久性に優れたストレージ オプションとして機能し、構造化データ、半構造化データ、非構造化データを元の形式のまま取り込んで保存できます。他の Google Cloud サービスともシームレスに統合されています。たとえば、BigQuery には Cloud Storage に保存されたデータを直接クエリする機能があり、データレイクの分析エンジンとして機能します。

データと分析のワークロードに関する過去のブログ投稿をご覧になり、Google Cloud でのデータの取り込み、処理、保存、管理、オーケストレーション、消費において、これらのソリューションがどのように統合されているかをご確認ください。

次のステップ

ブロック ストレージ、オブジェクト ストレージ、ファイル ストレージ、データ ウェアハウジングなど、お客様にとって必要なものがどれであっても、Google Cloud がサポートいたします。このディシジョン ツリーが、お客様のワークロードのストレージ ニーズを満たすための指針となれば幸いです。ぜひ、このディシジョン ツリーをブックマークに登録してください。今後他のクラウド ワークロードのディシジョン ツリーも公開していきますのでどうぞお楽しみに。

Cloud Discord チャンネルにアクセスして、この投稿とディシジョン ツリーに関するご意見をお聞かせください。InnovatorsGoogle Developers Discord に登録しているかご確認ください。

- スタッフ デベロッパー アドボケイト Priyanka Vergadia

- デベロッパー アドボケイト Alicia Williams

投稿先