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Google Cloud での SAP

Google Cloud で SAP を使用してデジタル ファクトリーを構築

2021年2月9日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 1 月 30 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

今日の製造業者は、高まる消費者の期待、費用の増加、持続可能性に関連する懸念、そして最近では劇的な変化を余儀なくされた世界的な COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックによる混乱など、多くの面で課題に直面しています。こうした状況の中、現代の製造業者に立ちはだかるさまざまな障害を乗り越えるための一翼を担うのがデータです。製造業者ではペタバイト規模の有用なデータが生成され、生産量の向上、問題の回避、機会の発見に役立てることができます。しかし、このデータの有効性は、データを分析して意思決定に使用する能力次第といえるでしょう。SAP のお客様は、自社データをマシンや IoT データと統合して、洞察力の高いビジネス インテリジェンスを提供し、高度な自動化を行い、より革新的なインダストリー 4.0 ソリューションを構築する必要があります。

これは、どのようにして実現できるのでしょうか。その答えは、SAP のエンタープライズ アプリケーションを Google Cloud の人工知能(AI)、機械学習(ML)、データ分析機能と統合することです。Google Cloud は SAP のデプロイを簡素化し、SAP と連携して機能を強化する一連のアプリケーションを提供しています。製造業者は、運用データとビジネスデータを大規模に統合して、インテリジェントなコネクテッド デジタル ファクトリーを構築できます。ここで、Google Cloud が組織の SAP エンタープライズ アプリケーションに大きな価値をもたらす方法をいくつかご紹介します。

リスクを最小限に抑えたクラウドへの移行: SAP のデプロイは複雑になる可能性があるため、クラウドへの移行は困難に思えるかもしれません。Google Cloud のツールとサービスを使用すると、セキュリティ機能や移行オプションを使ってプロセスを簡素化し合理化を図ることができます。また、製造業者は Google Cloud の SAP 固有の自動テンプレートを活用することで、より迅速な導入、SAP データのクラウド内での統合を行い、AI と ML から生成された分析情報の価値創出までの時間を短縮できます。SAP のお客様向け Cloud Acceleration プログラムでは、事前構築された移行ソリューションやアプリケーションを提供する Google のパートナー ネットワークを活用して、クラウドへの移行に伴うリスクを軽減し、効率性を向上できます。

データ管理の問題を解決: Google Cloud で SAP を実行すると、製造業者はインフラストラクチャの購入や保守に費用をかけずに、大規模で柔軟性の高いデータ ストレージを実現できます。過去のデータだけでなく、リアルタイムの生産データ、品質データ、ビジネスデータからも新しい知見が迅速に得られます。

クラウド化をサポートする複数の方法: 従来のオンプレミス システムやマルチクラウド デプロイを実行し続ける理由には、規制要件や業界固有のニーズなどさまざまなものがあります。コア業務に SAP を使用している製造業者は、アプリケーションがどこにあっても Google Cloud の AI、ML、分析機能を活用できます。Google Cloud のハイブリッド クラウドとマルチクラウドの機能により、複数のクラウド プラットフォーム、オンプレミス ソリューション、従来のプロバイダ、さまざまなハードウェアなどの強みが製造業者にもたらされます。SAP を活用する Kaeser Kompressoren などの製造業者は、アプリケーション プラットフォームの Anthos も利用しています。これにより、レガシー アプリケーションをクラウドに簡単に移行してモダナイズし、コンプライアンスを確保しながら新しいアプリケーションを安全に構築して、データの収集や分析を行っています。

豊富なデータ統合: Google Cloud の API ツールキットを使用すれば、製造業者はゼロからデジタル ファクトリーを構築できます。ウェブ検索データ、天候、地図、ショッピングなど、Google Cloud ポートフォリオ全体にわたるツールからのデータシグナルを統合することで、生産計画、顧客ニーズ、その他のビジネス プロセスに関する分析情報を得られます。これには、AutoML Vision 機能も含まれるため、SAP のお客様は外観検査の自動化、欠陥の早期発見、費用削減を実現できます。

インテリジェントな分析: Google BigQuery を使用すると、製造業者は SAP システム、生産工場、データレイク、センサーなど、まざまなソースから大量のデータをすばやく分析し、より多くの情報に基づいた意思決定が行えるようになります。また、機械学習を使用してデータドリブンな予測メンテナンス モデルを構築する Cloud AutoML で、カスタマイズされた ML モデルをトレーニングして正確な予測を行うことができます。AI を活用した需要予測により、生産遅延を減らし、工場での生産力を高め、運転資本を解放することも可能となります。

イノベーションを加速: Google Cloud の Apigee API 管理ツールを使用して、バックエンドの SAP データと機能を API プロダクトとしてパッケージ化できます。このような豊富で価値ある API プロダクトを AppSheet で使用すると、デベロッパーでなくてもコーディングなしで革新的なアプリケーションをすばやく構築できます。

Southwire、Google Cloud で SAP を使用して技術的発展の第一歩を踏み出す

Southwire は世界有数の電線やケーブル、工具、部品の製造業者であり、自社の SAP 環境を見直すための包括的な計画を立てていました。その 3 つの重要な要素には、最新の機能の活用に向けた SAP 環境のアップグレード、レポートを加速するための SAP BW/4HANA のデプロイ、SAP Process Orchestration の最新バージョンへのアップグレードが含まれます。どれも、Southwire の全工場において重要な製造インターフェースに関わる不可欠な要素です。

Southwire の IT サービス担当シニア バイス プレジデントである Dan Stuart 氏は、次のように述べています。「当社では、スケーラブルで柔軟性と安全性に優れ、迅速な立ち上げと稼働を可能にする SAP のプラットフォームを求めていました。しかし Google Cloud を選んだ理由はそれだけではありません。Google には、人工知能などのテクノロジーをはじめとして、将来的に活用可能なアセットが他にもあることを認識していました。Google Cloud が活躍する分野は多数あるので、柔軟な姿勢で、組織が目指す方向性に現在の投資をどのように活用すべきかを理解し見極めたいと考えています。」

製造データから最大限の価値を引き出す

今日の製造業者がデータの価値を最大化するには、異なる種類のデータ ストリームを統合するだけでは不十分といえます。分析情報を引き出して正確に予測し、インテリジェントな意思決定を促進する必要もあります。Google Cloud で SAP を実行することで、製造業者は、高度なデジタル マニュファクチャリング プロセス制御と、ML / AI を活用した分析と自動化の、それぞれの長所を活用できます。

豊富なデータを活用してインダストリー 4.0 での競争に打ち勝つために、Google Cloud が製造業務にどのように役立つかについての詳細を、製造業者向け Google Cloud での SAP でご確認いただけます。また、こちらの動画を視聴することもできます。

-製造および工業担当マネージング ディレクター Dominik Wee

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