Google Cloud ネットワーキングの経済的メリット

Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 6 月 1 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
Enterprise Strategy Group(ESG)はこのほど、Google Cloud の高度なネットワーキング サービスの経済的メリットについて 15 ページにわたるレポートを発表しました。このレポートでは、Google Cloud を活用してクラウド ネットワーキングの総費用を最大 28% 節約する方法が詳しく取り上げられています。今回のブログでは、パブリック クラウド プロバイダを評価する際にお客様が考慮すべき 6 つの重要な分野と、Google のグローバル規模のクラウド ネットワークを基盤とすることで得られるメリットのいくつかをご紹介します。
ネットワーク
Google は、光ファイバーによるグローバル規模の先進的なソフトウェア定義ネットワーキングを採用しています。このグローバル ネットワークは、YouTube、検索、マップなどの各種 Google サービスや Google Cloud にアクセスする数十億人のユーザーをサポートしています。Google Cloud のワークロードがスケーラビリティと堅牢性の点で高い信頼を得ている理由の一つは、このグローバル ネットワークを利用できることにあります。現在のリージョン、ゾーン、エッジ ロケーションの数については、Google Cloud のロケーション ページをご覧ください。


クラウド ネットワーキングを評価する際の 6 つの考慮事項
レポートでは、企業がクラウド プロバイダのネットワークを選択する際に注目すべき分野について、定量的、定性的に詳しく説明しています。これらの分野と、Google Cloud ネットワーキング サービスがそれぞれの分野をどのようにサポートしているかを見ていきましょう。
# 1 - クラウド ネットワーク アーキテクチャにはそれぞれ違いがある。
堅牢なクラウド ネットワークには、ソフトウェア定義で、スケーラブルかつシンプルであること、自動化できることが求められます。そして、アーキテクチャが一貫したイノベーションに基づいて構築され、ネットワーク パフォーマンスに関して透明性があり、明確に文書化されていれば、管理オーバーヘッドは大幅に低減します。Google Cloud のネットワークはこれらの要件すべてを満たしますが、それだけにとどまりません。Google は、ソフトウェア定義ネットワーキングのための Andromeda スタックを文書化しているほか、インターネット技術特別調査委員会(IETF)の RFC 標準に大きく貢献し、リージョン間ネットワークのレイテンシとスループットのグローバル ビューを一般に公開しています。他のクラウド プロバイダと異なり、Google Cloud のネットワーク機能はグローバル規模であるため、アーキテクチャの複雑さを軽減し、ネットワーク管理を簡素化するのに有効です。
# 2 - クラウド ネットワークにはシンプルで柔軟なハイブリッド クラウド接続が望ましい。
Google Cloud のハイブリッド接続オプションには、さまざまなビジネス要件に対応できる柔軟性があります。Cloud VPN は、簡単にセットアップできる高可用性の接続を提供します。高い安定性と帯域幅を必要とする組織向けには、Dedicated Interconnect や Partner Interconnect などの Cloud Interconnect オプションが用意されています。一方、Private Service Connect を利用すれば、Google Cloud、サードパーティ、またはお客様が管理するクラウド サービスに安全かつプライベートにアクセスできます。
他のクラウド プロバイダと異なり、Google Cloud の Virtual Private Cloud(VPC)はグローバルな構成です。VPC を 1 つ作成し、その VPC 内に複数の分離サブネットを任意のリージョンでプロビジョニングすることが可能です。これにより、作成および管理する VPC が少なく済むため、運用上のオーバーヘッドを低減できます。
# 3 - クラウド ネットワークは、ワークロードのスケーリングと高速化が容易なものであるべき。
Google Cloud マネージド インスタンス グループとクラスタ自動スケーリングにより、リソースを自動的にスケールできます。Google Cloud には、グローバルとリージョンの両方の要件を満たすためのさまざまなトラフィック オプションをサポートする堅牢なロードバランサのセットがあります。ロードバランサはバックエンド ターゲット全体にトラフィックを分散します。これらのターゲットは、Google Cloud 内にも、外部にも置くことができます。
静的コンテンツ向けの Cloud CDN や、ストリーミング コンテンツ向けの Media CDN を利用すると、YouTube など他の Google サービスと同等のグローバルなフットプリントとネットワーク パフォーマンスを享受できます。Cedexis が測定した CDN パフォーマンスが一般に公開されています。こちらからご確認ください。
# 4 - クラウド ネットワークでは安全なハイブリッド クラウド運用を確保する必要がある。
Cloud NAT、Cloud ファイアウォール、Cloud Armor といった Google Cloud サービスは、環境内のさまざまなポイントで使用することで階層構造の多層防御を構築できます。Cloud Armor は昨年、毎秒 4,600 万件ものリクエストのレイヤ 7 DDoS 攻撃をブロックしたことで話題になりました。ネイティブ機能に加えて、Google Cloud は Google Cloud Marketplace から直接利用可能な多くのパートナー ソリューションを含むサードパーティ アプライアンスもサポートしています。
# 5 - クラウド ネットワークは可視性と制御機能を備えているべき。
Google Cloud Network Intelligence Center は、ネットワークのリアルタイムなオブザーバビリティを提供します。これは、個別のモジュール(ネットワーク トポロジ、接続テスト、パフォーマンス ダッシュボード、ファイアウォール インサイト、ネットワーク アナライザ)によって行われます。これらのモジュールは、レイテンシ、スループット、特定のリソース間の接続性、リソース構成といったネットワーク インフラストラクチャの側面をターゲットとして可視化します。このリソース分析により、ネットワーク障害やリソースの枯渇、パフォーマンス低下を引き起こすおそれのある構成の問題のほとんどを、エンドユーザーに問題が顕現する前に特定できます。
# 6 - イニシアチブはモダナイゼーションの取り組みをサポートしなければならない。
Google Cloud は多くのサービスを通じてプラットフォーム上のアプリケーションの移行と構築の両方を支援し、アプリケーションのモダナイゼーションをサポートしています。Google Kubernetes Engine(GKE)では、新しい Kubernetes Gateway API の本番環境の実装である GKE Gateway Controller などの次世代機能を導入しながら、クラスタあたり最大 15,000 ノードの大規模な Kubernetes デプロイを提供します。また Google は、HTTP3、QUIC、gRPC、eBPF、Envoy、Istio、そしてもちろん Kubernetes 自体など、広く利用されている多くのオープン標準やオープンソース プロジェクトの開発と、それらへの貢献を続けています。
レポートを取得
レポート全文では、お客様がクラウド プロバイダに期待できる、そして期待すべき経済的メリットを、比較、割合、グラフ、図式でより詳細に説明しています。詳しくは、ESG のレポート「The Economic Advantage of Google Cloud’s Advanced Networking Services」をダウンロードしてご覧ください。
クラウド ネットワーキングについて詳しくは、https://cloud.google.com/products/networking をご覧ください。
- Google、デベロッパー リレーションズ エンジニア Ammett Williams
- ネットワーキング、シニア アウトバウンド プロダクト マネージャー Eric Railine




