2,800 億枚の画像をインフラ管理の実用的な分析情報に変換: Street View Insights を一般提供

Dan Meyer
Product Marketing Manager, Google Maps Platform
Andre Kelly
Senior Product Manager, Google Maps Platform
※この投稿は米国時間 2026 年 3 月 25 日に、Google Maps Platform blog に投稿されたものの抄訳です。
昨年、Google は Google Earth AI のイノベーションを活用した、AI によるインフラストラクチャ管理のための Imagery Insights という新しい画像データセットのカテゴリを発表しました。このたび、最初のデータセットである Street View Insights の一般提供を開始しました。この強力なデータセットには Google ストリートビューの膨大なリポジトリが活用されており、このリポジトリには 110 か国以上のインフラストラクチャを網羅する 2,800 億を超える 360° 画像および 3D 画像が含まれます。これにより、通信プロバイダ、電力会社、公共事業機関などの組織は、費用と時間がかかる現地調査を減らし、インフラストラクチャに関する実用的な分析情報を机上で直接取得できるようになります。Street View Insights は、アセット管理の自動化、事後対応型メンテナンスから事前対応型メンテナンスへの移行、コミュニティの安全性向上の支援を目的として構築されています。
Street View Insights を Gemini Enterprise Agent Platform(旧 Vertex AI) と組み合わせて使用すると、組織は電柱に取り付けられた特定の電力関連機器や通信機器(変圧器モデル、ワイヤレス アンテナ、その他の機器など)に関する分析情報の検出し、詳細情報を抽出できます。


Gemini Enterprise Agent Platform を使用すると、電柱に取り付けられた特定の電力関連機器に関する分析情報を検出して詳細情報を抽出できるようになる
費用の削減: 手作業から瞬時に得られる分析情報へ
Street View Insights を使用すると、アセットをリモートで大規模に調査、モニタリングできます。データは Google Cloud の BigQuery に直接接続して高度な空間分析ができるほか、Gemini Enterprise Agent Platformとのシームレスな統合が可能なため、組織は独自のモデルを導入したり、トレーニングしたりすることで、アセットの識別と状態のモニタリングができるようになります。この機能により、インフラストラクチャの評価に従来必要とされていた時間、費用、専門知識が大幅に削減されます。
さらに、組織は Agent Studio から自然言語のクエリを Gemini にプロンプト入力することで、以前よりもはるかに迅速に分析情報を抽出できます。最初の分析に数か月かかる手作業の代わりに、「この郵便番号のすべての電柱の状態を評価してください」といった簡単なクエリで、ストリートビューの画像から関連する詳細情報を瞬時に抽出できるため、インフラストラクチャの評価に必要な時間、費用、専門知識を大幅に削減できます。
Street View Insights の活用事例
通信事業者や電力会社向けの AI 搭載地理空間ネットワーク管理ソフトウェアのプロバイダである IQGeo は、Street View Insights を使用して、顧客である通信事業者や電力会社のネットワーク アセットの在庫管理と分析を行っています。


検出されたすべての電柱を地図上に表示するサンプルアプリGemini Enterprise Agent Platform を使用すると、電柱に取り付けられた特定の電力関連機器に関する分析情報を検出して詳細情報を抽出できるようになる
IQGeo は、Street View Insights を活用することで、通信業界と電力会社のお客様に素晴らしいビジネス チャンスを新たにもたらしています。当社がネットワーク アセットの AI による視覚的な自動調査分析を数秒で提供することで、お客様は現場の運用効率とネットワーク データ品質を大幅に向上させながら、収益性の高い新たな収益源を創出されているからです。
Augustin Marty 氏, IQGeo、AI ソリューション担当上級バイス プレジデント
使ってみる
Street View Insights の活用にご興味のある方は、まずは こちらよりお問い合わせください。Street View Insights の技術的な機能について詳しくは、ドキュメント ページまたはデモをご覧ください。また、開発をすぐに始めたい場合は、コードの例を GitHub リポジトリでご確認いただけます。皆様の組織が、Street View Insights を活用して業務の効率化、ワークフローの改善、よりスマートな意思決定を実現されることを楽しみにしています。
- Google Maps Platform 担当シニア プロダクト マネージャー、Andre Kelly
- Google Maps Platform 担当プロダクト マーケティング マネージャー、Dan Meyer



