コンテンツに移動
Google Maps Platform

Google Maps Platform を活用してスムーズで地域に合った配車サービスを実現する LINE GO

2024年1月10日
https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/LINEGO_banner_option2.max-2600x2600.jpg
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 12 月 21 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

編集者注: 本日のブログ投稿は、LINE GO の共同創業者 / CEO である Kevin Chan 氏および LINE GO の共同創業者 / CTO である Hayden Huang 氏によるものです。台湾の配車サービス会社 LINE GO は、Google Maps Platform を活用して配車サービスの利便性とドライバーの作業効率を向上させています。

台湾では配車サービス アプリケーションが広く普及していますが、地域のユーザーとドライバーのニーズを十分に満たせているアプリはそう多くはありません。LINE GO は、地域に合わせた機能を実現することで配車サービスの利便性を最大化するよう取り組んでいます。

2019 年、私たちは台湾で最もよく使われているメッセージ アプリである LINE の chatbot を利用して、配車サービスの提供を開始しました。これにより、配車プロセスを大幅に簡素化し、競合他社との差別化が可能になりました。LINE GO はこのメッセージング プラットフォームで利用可能な唯一の配車サービスだからです。また、ドライバーが豊かで持続的なキャリアを築けるように、パートナーシップ料金を低額にし、綿密な配車計画を通して待機時間が短縮されるようにしています。創業から 6 年経ち、台湾全土で 13,000 名のパートナー ドライバーを擁し、メンバー ユーザーは 350 万人になりました。2023 年 10 月、LINE GO はビジネスを拡大し、配車サービス、レンタカー、空港タクシーなどの包括的なモビリティ サービスを提供するワンストップ プラットフォームをリリースしました。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/Copy_of_4000px_Z8A9253.max-2200x2200.jpg

LINE GO、共同創業者 / CEO、Kevin Chan 氏

可能な限り最高のサービスを提供することを目標としていた私たちは、サービスの構築に使用する最先端の地理空間テクノロジーを求めていました。その評価の過程において、Google Maps Platform は傑出していました。検討していた他の選択肢より到着予定時刻の精度が 20% 高く、新機能の開発をサポートするさまざまな位置情報ツールを利用できることに加え、位置情報が頻繁に更新されるからです。

迅速で簡単な乗車計画をサポート

お客様は、LINE GO に表示される到着予定時刻を基に、時間どおりに目的地に到着できるよう計画を立てます。そのため、到着予定時刻を可能な限り正確に計算する必要があります。Distance Matrix API を使用すると、現在の交通量や通行止めといった要素が考慮され、実際の到着時刻に非常に近い到着予定時刻を提供できるため、お客様の信頼を築いていくことができます。ユーザーは、混雑した大都会のラッシュアワーに移動するときもより正確に予定を立てられます。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/Copy_of_4000px_Z8A9152.max-2200x2200.jpg

LINE GO、共同創業者 / CTO、Hayden Huang 氏

より簡単に配車を依頼できるようにするために、Places API のオートコンプリート機能を活用して、サービス内での迅速な位置検索をサポートしています。ユーザーが住所や場所の名前を入力すると、関連する場所の候補リストが即座に表示されます。Google Maps Platform の位置情報は頻繁に更新されるため、乗車場所や降車場所が新しくオープンしたレストランであっても、サービス内で簡単にその場所を見つけることができます。

利便性とドライバー派遣の効率性を強化

Distance Matrix API によって生成される精度の高い到着予定時刻により、他にも多くのことを実現できています。これまでユーザーとドライバーは、乗車運賃の計算をタクシー内のメーターのみに頼っていたため、支払いをデジタルの配車サービス システムに統合することは困難でした。2019 年、デジタル決済を促進するために、事前計算された運賃をサービス内で直接支払うオプションの提供を開始しました。最初はドライバーから、事前計算された料金は交通渋滞などの不測の要因を考慮しておらず、少なく見積もられているとの不満が頻繁に寄せられていました。ドライバーからの信頼を得るために、Distance Matrix API によって生成された最適ルートに基づいて運賃を計算し、Directions API を使用して計画されたルートをドライバーに提供することにしました。それ以来、事前計算された料金が不正確であるとの報告の数は 30% 減少しました。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/Copy_of_4000px_Z8A9270.max-2200x2200.jpg

LINE GO、共同創業者 / CTO の Hayden Huang 氏と共同創業者 / CEO の Kevin Chan 氏

ドライバーの作業効率を向上させるための取り組みはこれだけではありません。2023 年初頭までは、直線距離に基づいて乗車場所に最も近いドライバーに配車の発注を割り当てていました。この方法は必ずしも最適ではありませんでした。途中に川や障害物があると、ドライバーが到着するまでに予測より長い時間がかかってしまうことがあったからです。この問題に対処するため、Google Cloud パートナーの Master Concept と連携し、Distance Matrix API によって生成された到着予定時刻に基づいて最も近くにいるドライバーを特定する新しい配車メカニズムを実装しました。現在は、高架橋や橋梁などを通るルートの場合に到着予定時刻の計算が不正確になることによる配車の問題が 90% 削減され、ドライバー派遣の効率性が向上しています。

移動の利便性向上に向けて

当社は、乗客の配車サービス エクスペリエンスとドライバーの労働環境の向上に継続的に取り組んでいます。現在対処中の課題の一つが、サービス内の経路案内によって提案された最適ルートを通るのに、ドライバーがナビゲーションを Google マップ ユーザーアプリに切り替える必要があることです。よりスムーズなユーザー エクスペリエンスを提供しながら、ドライバーの安全性を強化するために、モビリティ サービスを利用してアプリ内でのナビゲーションを可能にし、ドライバーがサービス内で必要なものすべてにアクセスできるようにする予定です。

Google Maps Platform の精度の高い位置情報と拡張機能のおかげで、継続的にサービスを改善して、乗客とドライバーの両方に優れたユーザー エクスペリエンスを提供することができています。このような実績を基に、サービスをさらにレベルアップして、より多くの人のために移動をより便利なものにしていきたいと考えています。

Google Maps Platform の詳細については、ウェブサイトをご覧ください

- LINE GO、共同創業者 / CTO Hayden Huang 氏

- LINE GO、共同創業者 / CEO Kevin Chan 氏

投稿先