新しい最適化されたソリューションと詳細なガイダンスでより迅速な構築を実現
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 2 月 8 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
このたび、Cloud コンソールの Google Maps Platform エクスペリエンスに新しい拡張機能を導入しました。これにより、みなさまの開発速度はさらに向上し、ビジネスを促進できるようになります。この更新では、事前に構築されたソリューションを再利用できるようになるほか、パーソナライズされた詳細なガイド付きサポートを使用してエクスペリエンスをより迅速にリリースできるようになります。そのため、より多くのユーザー エンゲージメントとビジネスインパクトをこれまで以上に早く見ることができるようになります。
サインアップする前に試す
優れたアイデアを思いついた場合や、一般的なソリューションを探したい場合は、お支払い情報を入力する前に、事前に構築された日常的なユースケースを調べることができます。こうしたソリューションを基盤として素早く構築を行えるとともに、ご自分のアプリケーションに対して、そのコードを簡単にエクスポートできます。こうしたサンプル ソリューションは、プロジェクトに合わせて再利用、変更、または適合させることができるため、独自のユーザー エクスペリエンスの構築をすばやく開始できます。このソリューション上で構築を終えたら、あとはサインアップを完了してコードをエクスポートするだけです。
ガイド付きサポートで数分以内に構築可能
ソリューションを新たに作るのか、あるいは既存のソリューションを改良するかを判断するには、時として時間と労力がかかるものです。新しいガイド付きサポートでは、ログイン後すぐに、開発サイクルの各段階に適した推奨事項について順を追った説明が表示されます。このエクスペリエンスでは、ユーザーが関心をもつ構築対象と、ユーザーが選択したユースケースを考慮して、簡単に進められる実装ガイドが提供されます。今後は、どの API が目標の達成に役立つかを理解するためにドキュメントを探し回る必要がなくなります。
不動産ソリューションを作ってみよう
あなたが不動産業者で、管理しているすべての物件とその周辺地域を顧客に見せたいと考えているとします。Cloud コンソールにログインすると、不動産ソリューションを新しく構築または既存のものを強化するオプションが表示されます。ソリューション ライブラリにある既存のソリューションをざっと眺めることで、プロジェクトに役立ちそうな機能を確認できます。ここでは Locator Plus を選択し、指示に沿ってすべての物件をマップに追加します。
Neighborhood Discovery サンプル ソリューションを使用して近隣地域の情報を提供すれば、顧客により喜ばれるエクスペリエンスを作成できます。サンプル ソリューションでは、物件周辺の新しい情報を追加する方法が順を追って表示されます。場所の選定、ピンや地点情報のUI設計、それぞれのPOIからの距離などの情報を追加 / 削除することで、情報を変更できます。準備ができたら、コードをコピーするか、埋め込み可能なコードを取得して、ウェブサイトの必要な場所に入力できます。これにより、顧客はその物件の近くにあるものを見つけやすくなります。
使い慣れているユーザーであれば、顧客のエクスペリエンスをさらにカスタマイズできます。Cloud コンソールの概要ページから、新しい推奨事項を確認できます。レコメンデーション エンジンは、マップに物件が追加されたことを自動的に検出し(該当手順まで手動でスキップすることもできます)、拡張し場所の詳細を追加するために必要となるすべての重要な情報を提供します。例とドキュメントが提供されるほか、機能を有効にするために必要な API(この例では Places API)も把握できます。
ご自身のプロジェクトに機能を実装したら、物件に詳細を追加する方法を示す次の推奨事項に進むことができます。作業を中断した場所が記録されるため、プロジェクトの作業を再開するときは、中断した場所から再開することができます。
Google は、迅速な開始とアイデアの実現をサポートすることで、Google のプラットフォームを最大限に活用しやすいものにできるよう継続的に取り組んでいます。この新機能を今すぐお試しください。皆様が構築されるサービスを楽しみにしております。
Google Maps Platform の詳細については、ウェブサイトをご覧ください。