Cloud Logging のログ分析グラフとダッシュボードの公開プレビュー版をリリース
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 9 月 28 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
Google Cloud は、開発者の時間の貴重さをよく理解しています。ログから分析情報を見つけることは、問題のトラブルシューティング、パフォーマンスの最適化、クラウド インフラストラクチャに関する情報に基づいた意思決定を行ううえで重要です。
このたび、Cloud Logging に統合されたログ分析グラフと、Cloud Monitoring のダッシュボードにグラフを保存する機能をリリースすることになりましたのでお知らせします。どちらもプレビュー版をご使用いただけます。
今回のリリースにより、ログ分析のクエリ結果のグラフを作成し、そのグラフを Cloud Monitoring ダッシュボードに保存できるようになりました。




以下に例をいくつかご紹介します。
トラブルシューティング
ログ分析を使用すれば、ダッシュボードとアドホック クエリの両方を通じて問題をより迅速に解決できます。Cloud Logging は、デフォルトで Google Kubernetes Engine(GKE)などの GCP サービスからアプリケーション ログを収集します。何か問題が発生した場合、根本原因を特定し、問題を迅速に解決することが重要です。
以下のダッシュボードには、アプリケーションのモニタリングとトラブルシューティングに関連する 4 つの異なるログ分析グラフが表示されています。4 つのグラフすべてから、ボリューム、エラー、レイテンシの急増と、それに対応する可用性の低下を引き起こすイベントが発生したことがはっきりとわかります。


問題を詳しく調べるには、その他メニュー、[ログ分析で探索] の順にクリックして、ログ分析ページでグラフを開きます。


ここから、ログボリュームを生成するコンテナタイプであることがわかり、クエリを調整してサービスを識別できます。この場合、Google Kubernetes Enging(GKE)ラベルでグループ化すると、フロントエンドと支払いサービスが最も多くのエラーを生成するサービスであることが容易にわかります。この情報があれば、ログ エクスプローラでサービスのログの詳細を調査し、トラブルシューティングの根本原因フェーズに進むことができます。


監査ログの例
Cloud Audit Logs は、クラウド環境で発生したイベントに関する詳細情報を提供します。たとえばデータアクセス ログは、Cloud Storage バケットなどのクラウド リソースの使用状況に関する詳細を提供します。監査ログは、アクセスの問題のトラブルシューティングと、プロジェクト内のイベントの把握に役立ちます。
ログ分析は、データアクセス ログを経時的に分析したり、他の便利な方法でグループ化したりする方法を提供します。たとえば、インシデントの一環としてどのユーザーが Cloud Storage バケットにアクセスしているかを把握する必要がある場合、ログ分析があればすべてのユーザー アクセスを検索できます。
結果はテーブルとして返されます。


グラフモードに切り替えると、最もアクセス数の多いユーザーを簡単に確認できるようになります。内訳オプションで auth_permission フィールドを使用すると、各ユーザーの権限が表示され、最も多く Cloud Storage オブジェクトにアクセスしたユーザーを簡単に確認できます。このケースでは、アクセスのほとんどは App Engine アプリユーザーからのものですが、アクセスログを持つ個人のユーザーも確認できます。


グラフをダッシュボードに追加すると、グラフを保存して後で確認できるようになり、Cloud Storage で何が起こっているかを明確に把握できます。


グラフとダッシュボードの仕組み
グラフ機能を使用するには、まずログ分析でクエリを実行します。デフォルトでは、クエリ結果は [テーブル] タブが選択されているテーブルに表示されます。グラフを表示するには、[グラフ] タブをクリックします。選択すると、自動グラフ構成がクエリ結果に適用されます。さまざまなグラフの種類、ディメンション、測定、測定関数を選択してグラフをカスタマイズしたり、特定のフィールドごとに結果を分類したりすることもできます。


グラフを Cloud Monitoring ダッシュボードに保存するには、[グラフを保存] ボタンを使用します。これにより、グラフに名前を付けて既存のダッシュボードを選択するか、新しいダッシュボードを作成できます。グラフがダッシュボードに保存されると、[グラフを保存] ボタンの横にあるプルダウンを選択してダッシュボードを表示できるようになります。このオプションでは、プロジェクト内のダッシュボードのクイックリストと、Cloud Monitoring の [ダッシュボード リスト] ページを開くオプションが提供されます。


プレビュー中は、Cloud Monitoring でダッシュボードを直接編集することはできません。グラフは Cloud Monitoring から削除したり、ログ分析から追加したりできます。Cloud Monitoring ダッシュボードからログ分析でログ分析グラフを開くには、グラフ上のその他メニューの [ログ分析で探索] オプションを使用して、ログ分析で同じグラフを開きます。


次のステップ
Cloud Logging のこれら 2 つの新機能を使用すれば、新しい方法でログから分析情報を取得できます。しかし、それだけではありません。Google は新しいグラフの種類と、Cloud Monitoring ダッシュボードからの完全な編集のサポートのリリースも計画しています。それまでの間、ログ分析のグラフとダッシュボードをお試しいただけますと幸いです。こちらから今すぐ使用を開始できます。
- プロダクト マネージャー Charles Baer


