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セキュリティ & アイデンティティ

ドイツのデジタル トランスフォーメーションを加速する共同イノベーション

2021年12月7日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 11 月 30 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Cloud では、ヨーロッパの企業や組織に成長の新たな波を起こすべく取り組んでいます。ドイツはインターネットが最も発展している最大規模のグローバル市場の一つで、現在はクラウド サービスによるデジタルトランス フォーメーションを推し進めています。このたび Google は、この変革をさらに推し進めるべく、2030 年までにドイツのクラウド インフラストラクチャとグリーン エネルギーに約 10 億ユーロの投資を行う計画を発表しました。

機能性やイノベーションにネガティブな影響を与えることなく、セキュリティ、プライバシー、デジタル主権の要件を満たすクラウド ソリューションがドイツとヨーロッパ全域の組織から求められています。こうした要件を満たすのを支援するべく、9 月に「Cloud. On Europe’s Terms」を立ち上げました。また、このイニシアティブの一環として、ドイツの民間および公共部門の組織向けにソブリン クラウド サービスを構築することを目的とした、T-Systems との長期にわたる戦略的パートナーシップを結びました。

今回の投資とパートナーシップに関連して、ここからはドイツにおける持続可能なデジタル トランスフォーメーションを支援する計画の今後の予定について紹介していきます。T-Systems とのパートナーシップのもと、ドイツ国内でクラウドを利用しているお客様のイノベーションの推進と競争力強化を支援する新たなソブリン クラウド ソリューションとデジタル トランスフォーメーション ソリューションの開発を目的とした、野心的な共同イノベーション プログラムに乗り出していきます。

ミュンヘン – 世界中のユーザーとお客様にデジタル イノベーションを届けるための本拠地

今回の計画はミュンヘンを中心に進めていくことになります。Google と Google Cloud は長年にわたってミュンヘンでビジネスを展開してきました。2006 年に開設された Google ミュンヘン オフィスはその後、ヨーロッパにおける Google の主なエンジニアリング拠点へと変貌していきました。ドイツ最大の Google オフィスがあるミュンヘンのアルヌルフパークには 1,500 人以上の Google 社員が在籍しています。数十億人にのぼる Google ユーザーが利用する堅牢なプライバシー ソリューションとセキュリティ ソリューションを開発するグローバル Google セーフティ エンジニアリング センター(GSEC)もここにあります。クラウドに関する共同イノベーションの取り組みを進める場所として、セキュリティとプライバシーに関する専門知識を持つ人材が豊富なミュンヘンを選択したのは自然な流れでした。

バイエルン州とその州都は、デジタル化の次の 10 年をリードする場所として、世界的に見ても非常に魅力的な土地です。定評のある業界のリーダーや新たな業界のリーダー、活気あるテクノロジー セクター、学術機関と研究機関から成る充実したエコシステムがここにはあります。

開発が進められている Arnulfpost 地区の Westhof 側にある Google オフィス内に開設される、ヨーロッパで最初の Google Cloud 共同イノベーション センターにとってこの環境はうってつけです。共同イノベーション センターは今後数か月以内に開設され、バイエルン州の州都でデジタル イノベーションの拠点として機能することになります。

バイエルンの大臣主席である Markus Söder 博士は次のように述べています。「ドイツとアメリカの企業が手を結びました。未来はデジタル化にかかっています。Google Cloud と T-Systems はクラウド コンピューティングのためのグローバル パートナーシップをバイエルンで立ち上げます。一方、ミュンヘンは世界の IT をリードする都市として発展を続けていきます。ハイテク分野においては、バイエルンが合計 35 億ユーロの投資をもとにテクノロジー、デジタル化、スーパーテックを推進していきます。13,000 にのぼる大学でのポジションを創出する予定です。教授も 1,000 人募集し、そのうち 100 人が AI の専門家です。」

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Google Cloud の CEO である Thomas Kurian(画面右下)、T-Systems の CEO である Adel Al-Saleh 氏と CTO の Maximilian Ahrens 博士(画面左下)、Google Cloud のエンジニアリング担当バイス プレジデントである Wieland Holfelder 博士(画面右上)と会話する、バイエルンの大臣主席である Markus Söder 氏、およびバイエルン州デジタル担当大臣の Judith Gerlach 氏。写真のクレジット: © Bavarian State Chancellery

主権の基盤構築に向けた共同イノベーション

長年にわたりミュンヘンでイノベーションの先頭に立ってきた T-Systems とともに、新たな共同イノベーション センターで次のような取り組みを進めていきます。

  • サステナビリティと変革の目標達成に役立つ新たなソリューションの開発に向けて協力することで、共通のお客様のニーズに対処

  • ドイツ国内で活躍する、優秀なクラウド エンジニアリング人材を惹きつけ、育成する機会を創出

  • ドイツにおける競争力とデジタル トランスフォーメーションの取り組み全体を強化する、新たなソブリン ソリューションに向けた大規模な基盤を構築

共同イノベーション センターでは、クラウドを利用しているお客様とパートナーがエコシステム全体でデジタル トランスフォーメーションを加速させるのに必要な専門知識を身に付けられるプログラムも提供する予定です。

T-Systems の最高技術責任者である Maximilian Ahrens 博士は次のように述べています。「Google Cloud とのパートナーシップの柱である共同イノベーションがミュンヘンで実現することを大変うれしく思います。T-Systems では信頼が、Google Cloud ではイノベーションが最大の強みとなっています。こうした強みを活かした共同イノベーションによって、両社のドイツのお客様が抱える最も重要な主権のニーズに応えられるのは私たち以外にはありません。」

この取り組みの一環として、T-Systems と Google Cloud は高度な資格が求められるソフトウェア エンジニアリングのポジションをミュンヘンで複数創出していきます。

今後の展望

共同イノベーション センターの正式な開設は 2022 年中頃を予定しています。Google Cloud で長年にわたってエンジニアリング担当バイス プレジデントを務め、Google ミュンヘン オフィスを統括してきた Wieland Holfelder 博士が、次世代のソブリン クラウド ソリューションに向けた取り組みを率いていくことになります。

さまざまな課題やチャンスが存在するなか、関係を構築して障壁を減らし、手を取り合って優れたテクノロジーを創出および開発し、ドイツとヨーロッパにとどまらず、世界中に届けることに意義があると Google では考えています。持続可能なデジタル トランスフォーメーションにとって Google Cloud が最適な場所となるよう、Google では日々取り組んでいます。新たな共同イノベーション センターでお客様、そしてパートナーの皆様とお会いできることを楽しみにしております。

-Google Cloud EMEA(欧州、中東、アフリカ)北部地域担当バイス プレジデント Daniel Holz

- Google Cloud エンジニアリング担当バイス プレジデント Wieland Holfelder

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