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Google Cloud

リーダーシップにおける女性: 多様性、公平性、包括性に関する会話

2021年3月19日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 3 月 8 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Cloud は 3 月 8 日の国際女性デーの多様性、公平性、包括性(DEI)における重要性を鑑み、この日を記念して Google Cloud でリーダーシップを発揮する女性のパネルを集め、なぜ今、職場で DEI に積極的に焦点を合わせることが重要なのか、そのために Google のパートナーの協力が不可欠な理由について見解を共有しました。このブログでは、以下の女性の意見をお届けします。

Carolee Gearhart: グローバル チャネル チーフおよびグローバル SMB セールス バイス プレジデント

Aimee Catalano: グローバル パートナー マーケティング ディレクター

Nina Harding: グローバル パートナー プログラムおよび戦略部門チーフ

Ritika Suri: データベース テクノロジー パートナーシップ ディレクター

Lindsey Scrase: グローバル SMB およびスタートアップ マネージング ディレクター

Martha Cuevas: 中南米チャネル セールス ディレクター

それでは会話を始めましょう!


Google Cloud にとって多様性、公平性、包括性のイニシアチブを優先することが重要だと考える理由、そして、なぜ今がその時なのかお聞かせください。

Lindsey: 何よりもまず、多様性やリプレゼンテーション(多様性を反映した参加)を高めることは正しいことです。さらに、データと調査によると、多様性のあるチームがより良いビジネス結果を推進することが示されています。視点の多様性がより良い問題解決につながり、多様性のあるチームはサービスを提供するユーザーや顧客をよりよく反映できます。それに加えて、同一性の中で存在し、活動することで、全員が損をします。

Nina: 世界はさまざまな考え、人種、背景、経験、視点からなる複雑な構造であり、これを受け入れる必要があります。そして、顧客やパートナーをよりよく理解し、実際に支援するには、彼らとつながり、彼らの立場に立って、あらゆる声を正確に聞く必要があります。

Carolee: 私のお気に入りの言葉は、マーティン ルーサー キング ジュニア博士の「正しいことをするのに、時を選ぶ必要などない(The time is always right to do what is right)」です。私はこの道徳的義務についての主張をいつも胸に抱えています。また、正しいことだから、というだけでなく、なぜ Google Cloud がそうすべきなのかという点では、ビジネスの観点から Lindsey の言うことも、まさにそのとおりです。Google Cloud の使命は、「データを活用したイノベーションを通じて、すべての組織がビジネスをデジタル変革して再定義できる可能性を高めること」です。それを成功させるには、最も効果的な組織である必要があります。McKinsey の「多様性を通じた実現(Delivering through Diversity)」などの調査では、経営陣に性別の多様性を取り入れている企業の方が競争力が高く、収益性が平均より高くなる可能性が 21% 多いことがわかっています。

Martha: 多様性、公平性、包括性を持つことで、さまざまな視点を確保できます。そして、さまざまな個性と背景、さまざまなスキルと経験を持った人々がともに働くことが、より豊かな戦略とより良い結果につながります。


職場において女性がお互いに果たす役割については、どのように考えていますか?

Aimee: マデレーン オルブライト元国務長官は、女性会議で、今では有名な「他の女性を助けない女性には地獄の特別席が用意されているのです(There is a special place in hell for women who don't help other women)」という言葉を述べました。この言葉に笑ってしまいましたが、同時に、お互いを支え合うためにやるべきことがあると気付かされました。私が今最も意識している最も重要な分野は、(1)女性が会議や意思決定において平等な発言権を持つこと、(2)男性と同じように積極的にキャリアを管理するような指導を受けることです。

Lindsey: 私はかつてオフィスで唯一の女性で、上に女性がいないという状況を経験しました。それは孤独な場所で、自分が昇進することも想像しにくかったのですが、それでもそれを実現し、家族も持ちました。現在、幸運なことに、上司や、私の周り、チームなどで多くの女性と仕事ができています。私にはさまざまなロールモデル(模範になる人)や前例が存在し、リプレゼンテーションの重要性、それがどう帰属意識を育み、パフォーマンスの加速につながるのかを力説しています。また、女性が一緒にいるだけでお互いを元気づけることができます。こうした女性たちが本当の自分を見せ、共有し、積極的に助け合うと、さらに力強くなります。意見を拡散する反響板、メンター、友人として、お互いを支え合い、お互いの声を増幅することができるのです。このように女性が職場にいることは、私に粘り強さを与え、パフォーマンスを維持するための中核的要素となっています。また、女性のリプレゼンテーションは多くの場所で改善されていますが、テクノロジー分野において有色人種の女性の参加を増やすためには、さらに多くの取り組みを行う必要があります。すべてのリーダーシップ レベルで、すべての女性が上を見ても、周りを見ても、自分と同じような女性がいるようにする必要があります。

Martha: 私たちと働くと楽しいですよ(おどけて)!私たちは女性として、妻、パートナー、主催者、管理者、ディレクター、母親、教師、医師など、さまざまな役割を同時に果たしています。これにより、さまざまな視点が得られます。私は長年にわたり、非常に幸運なことに、リーダーや同僚として、さまざまな女性と仕事をしてきました。そして女性のネットワークを構築してきたことが、困難な時期を乗り越えるのに役立っています。それでも、将来の世代に女性が職場で女性をサポートすることの重要性を理解してもらうためには、この将来の世代をさらに支援し、指導する必要があると思います。


皆さんのキャリアや自己成長への扉を開いた女性やロールモデルはいますか?

Nina: 私の愛する祖母、クレア デイビス パーカーは私の人生の指針となっています。祖母は、コロラド州で法科大学院に通い、司法試験を通過した最初の女性弁護士であり(1930 年)、父親の法律事務所に加わり、機知と知性をもって、社会的地位の現状としきたりに異議を唱えました。小川に尾鉱を流して農民に悪影響を及ぼしていた鉱山会社と戦い、弱者を擁護して勝利しました。マリオン アンダーソンのような素晴らしいアーティストやテニスのスター選手のアルテア ギブソンのようなトップ アスリートがパフォーマンスや競技会のためにデンバーを訪れたとき、彼らの人種のために伝統的な祝賀会が開催されなかったため、私の祖母は率先して自分の家で彼らを称えるパーティーや紹介を行いました。祖母は平等を信じ、限界を押し広げ、支持を得られなくても正しいことをすることに尽力しました。クレア デイビス パーカーは、毎日自宅で職業的かつ社会的に前進するために戦い、あらゆる人が従うべき模範となりました。

Ritika: さまざまな時代のさまざまな社会的階層の多くの人から、インスピレーションと励ましの両方を受けていますが、幼い頃から尊敬しているのは、ジェーン グドールです。ご存じのように、ジェーンは霊長類学者でした。偉大な女性科学者ではなく、偉大な科学者になることに力を注いでいました。自分の情熱に従い、女性や学界の女性としての役割やその期待には従いませんでした。私たちは性別の役割に制約を受けることが多すぎます。ジェーンはすべての型を壊し、自然、動物、社会がどのようにつながっているか、そしてすべての人(包括性)が違いを生むことができることを示しました。自分の情熱に従うことが、卓越性への道になります。自分の情熱に従い、つながりを保ち、力を発揮し、受けた恩を別の人に送ってください。


Google Cloud とご自分の組織内で多様性、公平性、包括性を支持することについてどう思いますか?

Carolee: 人前に出て、自分の弱さを見せ、自分の役割を利用して、歴史的にリプレゼンテーションが不足し拾われることの少なかった声を高めることが私の仕事です。人前に出るというのはつまり、Google Cloud、私の組織、Google Cloud のパートナーにとって、このトピックが重要であると声を上げることです。これを優先するための最初のステップのひとつは、この意図を公に表明することです。私たちは皆、自分の意図を声に出して他の人に伝えることがいかに重要であるかを経験上学んでいます。声に出すということは、そのことについて責任を持つことにつながります。たとえば、私が「仲間がありのままで快適にチームに参加できることが私にとって重要です」と言うと、私がそれを実践していないときに、一人ひとりが私に直接声を上げることができるようになります。弱さも非常に重要です。弱さはリーダーにとって非常に不快なものであり、女性にとっては特にそうである場面もあると思います。リーダーとして、私たちは自信を与え、真剣に受け止められたいと思っています。また、自分が間違っていることを認めたり、感動して涙を流すのを見せたりするのは怖く感じることもあります。私のチームには、望むような自分を出せなかったことを認められる安心感を持ち、顧客や他の人に本当の共感を持つことに従事し続けてほしいと思います。これを行うために私が見出した最良の方法のひとつは、自分の失敗と改善の試みを認め、メンバーの話に本当に感動したとき、時には涙を流しても、率先してそれをチームに示すことです。私はしょっちゅうチームを男性名詞で呼んでしまい、それを訂正しています。私の組織内で DEI を支援する取り組みとして、歴史的にリプレゼンテーションが不足してきたグループのメンバーを含むチームメンバーを迎え入れ、DEI が彼らにとってなぜ重要であるかについて話を共有してもらっています。チームのメンバーが直接経験を語る声を聴き、感動して涙を流すこともよくありました。そして私はそれを見せることを恐れませんでした。話を共有する彼らの勇気は、チームにとって非常に大きなやる気になります。私たちは、この大切な同僚たちが望む世界の変化の一部になることができるのです。


この取り組みで Google Cloud のパートナーはどのような役割を果たしますか?

Aimee: 組織やコミュニティ全体で多様性、公平性、包括性を最も効果的に推進する方法について完璧な答えを持っている人は誰もいません。できるだけ多くの人がこれに取り組むために、Google 全体のパートナー マーケターを集めた社内チームを発足させました。今月、このイニシアチブを開始できることを大変うれしく思います。その目的は、パートナーと DEI を前進させるために、学び、成長し、実行可能な共同イニシアチブを生み出す取り組みに乗り出すことです。これを行うために、一連の教育コンテンツ、魅力的なイベント、パートナーが私たちと直接共有してコラボレーションする機会を作り出しています。私はよく DEI は私の仕事の最も重要な部分だと言います。これを作り出したチームを非常に誇りに思っています。また、今月、パートナーとこの新しいプログラムを立ち上げることをとても喜ばしく思っています。

Nina: Google Cloud パートナーは、小規模企業と大企業の両方の活性化と成功につながる Google の素晴らしい拡張的存在です。パートナーは、最前線で顧客に向き合い、耳を傾け、関与し、ビジネスやイノベーションを再考しています。私たちは、同じアイデアを増幅するのではなく、そのイノベーションを促進するための最高のアイデアを望んでいます。Google のパートナーは想像力を刺激して可能性を示してくれます。そして私たちの役目は、一緒に成長し、学ぶことができるように、リソースで彼らをサポートすることです。


現在の健康危機の最中に、仕事と家庭を両立させている女性に対して、どのようなアドバイスがありますか?

Lindsey: このパンデミックは働く母親に不均衡な犠牲をもたらしています。9 月には、865,000 人の女性が米国内で離職しました。これは男性の 4 倍です。これに拍車をかけているのは、家事、子供、リモート スクール、さらには病気の親など、家庭で求められていることが女性の肩にかかっているという事実です。そして、私が女性の友人や同僚から聞くのは、多くの人が世界的なパンデミックの中でこれまで以上に一生懸命働いているにもかかわらず、すべてをうまくこなせていないと感じている人が多いということです。このような感じ方では成長は促進されません。

セルフ コンパッションを持つことが重要です。これはマラソンであり、自己保存が鍵となります。常にすべてをこなせるわけではありません。私生活と仕事の両方において自分にとって何が重要で、何が重要ではないかを理解する必要があります。私は、これが一番難しいと感じることもあります。さらに、この時期に私を助けてくれたのは、家庭での妻との強力なパートナーシップです。同性愛者である私たちは、伝統的な性別役割の固定観念から解放されていますが、それでも、仕事と子育ての両方のバランスを取るために、お互いの継続的なコミュニケーションとサポートが必要です。私たちは、問題が小さいうちに提起し、大きな問題にならないようにしています。また、タスクの実行だけでなく、タスクの構想と計画も分担して、どちらか 1 人がすべての精神的負荷を負わないように制限しています。

これに加えて、自分自身の幸福のために、生活に楽しみを取り入れることが非常に大切でした。子供たちが寝た後の家での「デートナイト」、子供たちと一緒に新しい公園へ行くこと、小さな成功を祝うことのような小さなことでいいのです。私たちは常に日々のルーティンにおいて限界に達した時の回復手段を前もっていくつか計画しています。これは自分自身の幸福の幸福や、母親としての振る舞い、毎日の仕事でのエネルギーにとって重要になっています。

Carolee: 私は、妻、母、娘、友人、Google でのエグゼクティブとして、たくさんの役割を担っています。私が複数の物事を管理するための重要な方法のひとつは、「今はここにいる」と自分に言い聞かせることです。さまざまなことを同時に考えて処理しようとすると、精神的なスペースとエネルギーを大量に消費してしまうことがあります。自分の時間を最も価値のある資産だと考えているので、意図的に時間を使うよう心がけ、何かをしているときには、その場に集中します。割り当てた時間には全力を注いでいます。たとえば、顧客とつながること、パートナーと計画を立てること、大切な人と夕食を作ること、母親の請求書の整理を助けること、息子と一緒に学校のプロジェクトに取り組むこと、お風呂に浸ることなど、その場、その時間に注意を払っています。

Ritika: 恐怖や罪悪感を乗り越えて、「ノー」と言うことを学ぶべきです。「ノー」と言うことは、困難、ステップアップ、求められている以上の働き、人助けを避けることではありません。私はよく「私はスーパーママじゃなくて、スーパーであり、ママでもあるのよ」と言います。すべてやろうとしたり、取り残されることを恐れたりすると、ほとんどの場合、最も重要である自分自身を不快にさせることになります。その術を完全にマスターしたと言いたいところですが、実は毎日努力しています。「ノー」と言うことは、境界を設け、仕事と私生活の両方で最も重要なことを優先するのに役立ちます。特に私生活と仕事の境界がさらに曖昧になっている今日では、「自分」を優先する時間をとることがより重要になっています。瞑想や他の習慣と同様に、「ノー」と言う方法も習慣です。ですから、焦ったり、厳しくなったり、極端になったりしないでください。ただそれを試してみましょう。ゆっくり始めて、自分や周りの人に与える違いや影響に注目してください。

Martha: 人生のバランスを定義して、それを尊重するべきです。ワークスペースを私生活から切り離すことは非常に重要です。パンデミックの今、さらに重要になっていますが、これは生涯にわたるアドバイスです。私はこのことを常に明確にして大切にしています。一例として、息子が幼い頃、私はいつも、少なくとも 1 日 3 時間は完全に息子に捧げる時間を作っていました。その時間によって私は本当に元気づけられました。最後に、罪悪感を覚えないでください。心がくじけそうなときは、助けを求めましょう。


Google は女性史月間と国際女性デーにあたり、この瞬間をどのように称えていますか?

Carolee: 今年、Google では女性史月間と国際女性デーの全体的なキャンペーンを開始しました。Google は、科学技術、音楽、スポーツ、ビジネス、政治などの主要業界全体の成果を取り上げ、女性の参加の進展を称える映画を初公開しました。また、Grow with Google での Google Career Certificates、無料の仮想リーダーシップ ワークショップ、150 人以上の Google コーチとの 1 対 1 のコーチング セッションなど、女性主導の企業や求職者向けのツールを拡大しています。さらに、3 月から 4 月にかけて Women Techmakers による 100 以上のグローバル イベントを開催し、80,000 人を超える女性デベロッパーを対象としたトレーニングを実施します。すばらしいコンテンツやプログラムがたくさんあります。すべてを体験する時間があればいいのですが。


国際女性デーを祝うにあたり、他に何か伝えたいことはありますか?

Lindsey: 国際女性デーは、ゲイ / レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダー、インターセックス、クィアなど、これまでに話し合いにあまり参加しなかったすべての女性から話を聞き、それらの女性をサポートする機会です。私たちはこの日を、すべての女性、特に最もリプレゼンテーションが不足している女性に注目を当て、元気づける機会として活用しなければいけません。


-Google Cloud チーム
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