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Google Cloud

会話するチューリップを使用してお客様とつながる - ある Google 社員の試み

2022年6月27日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 6 月 17 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

編集者注: Matt Feigal は、Google のお客様のさまざまな技術上の難題に数年間深く関わった後、現在は Google のパートナーがさらに多くのお客様の数えきれないほどの問題を解決できるよう支援しています。もっとも、エンジニアリングの問題解決におけるその成果は、誰もが期待したとおりには訪れません。彼は共感、エンターテイメント、そしてエンジニアリングにおいて、周りの人を駆り立てる幅広いスキルを持っています。  


Google に入社するまでの道のりは?

私はミネソタ大学で歴史を専攻していました。あらゆる角度に目を向けるのが好きでした。王が何をしたかだけでなく、農業、経済、気候に起こったこと、そしてさまざまな状況や結果のすべてが興味の対象でした。テクノロジーの仕事を始めたのは博物館での無給のインターンシップの費用を工面するためでしたが、そこでコンピュータも実に楽しいものだと実感しました。

早い段階で私は心から信頼できる師に出会い、私がどこで(大いに)スキルアップしなければならないかを指し示してもらいました。初めて雇われたのはペースメーカーの会社で、米国とヨーロッパ間の研究試験を改善するためにヨーロッパに送られました。大西洋の両側を知り、文化と技術の両面で大使を務めることは本当に楽しい経験でした。その後、スウェーデンのある大きな家具会社にリード デベロッパーとして入社し、この文化と技術の問題の橋渡しをする仕事を続けました。やがて、自分自身が学びながら他の人の指導も行う手段として、技術コミュニティやアプリ開発ワークショップを組織するボランティアを始めました。このようにして私は多くの Google デベロッパーと出会い、それが Google で働くチャンスを与えてくれました。


歴史からエンジニアリングの道に入るとは面白い経歴ですね。それはあなたの働き方にどのように影響していますか?

そのおかげで、いくつかの異なるレベルで共感を持てるようになったと思います。セールス エンジニアリングとクラウド プラットフォーム ソリューションのどちらの分野でも、私は問題についてお客様に質問し、それを解決する方法を見つける仕事を任されていました。

それは、結局はお客様が求めている一つのことを理解し、どうしてそれがまず打開しなければならない問題を解決することにつながるのかを知ることだと学びました。そうすることで、お客様に勢いがつき、次の問題に速やかに移ることができます。それは、エンジニアリング ソリューション、カスタマー エクスペリエンス、そして文化や経済のような外からは見えない内部の制約を組み合わせたものであり、社会科学の問題によく似ています。


お客様が求める一つのことがあるとしたら、あなたにとっての一つのこととは何ですか?

私は、多くの異なる人たちのモチベーションを同じ方向に向けなければなりません。Google の社員は、多くの企業に共通するお客様のパターンを目にしており、再現性のあるスケーラブルなシステムを適用する方法をお客様に示すことで、最良のサポートを提供できます。しかし、いずれのお客様も複雑で独特な問題を抱えており、お客様の信用を得るまでは、私たちが理解しているということを証明しなければなりません。私は、この共感を私たちの経験と組み合わせることが、お客様にモチベーションと先に進む意欲を与える最も良い方法だと思います。


Google がユニークなのはどんなところですか?

Google はビジョンによって突き動かされており、私はそれが私自身や同僚を成功に導く原動力だと見ています。つまり、私たちは絶えず自分たちの強みを頼りにし、その強みを最大限に活かすために互いに挑み合います。個人的な溝を埋めるために多大な労力を費やすようなことはしません。これが私のこれまでの職場との大きな違いであり、非常に特別なチームを生み出す要因だと感じています。


人々に Cloud を利用しようという気にさせる最も効果的な方法は何ですか?

その人たちの情熱を明るみに出し、その情熱を行動に移す方法を見出すことです。私がここでパートナーのためにミートアップを開催し、Google の技術について語るのは、技術者とは横のつながりを持ち、互いから学び合うことが大好きだからです。ただし、続いて次のステップに進むことを忘れてはなりません。それは、彼らが職場に戻ってから新しく学んだことを応用するよう仕向けることです。

ユーモアも役立ちます。私はオランダで、人々の暮らしを中心としたいくつかのエイプリル フール プロジェクトに携わりました。たとえば、自走式自転車(オランダの自転車人口は世界有数)、国を代表する植物とコミュニケーションをとるための「Google Tulip」、オランダの風車を利用して雲を吹き飛ばす Google Wind などです。これらが面白いのはもちろんですが、それよりもっと重要なのは、Google はこのようなプロジェクトを使用して物語技術デモを作り上げ、実際にこのようなプロジェクトがあればその構築に使用されそうなデータ パイプライン、NLP、Kubernetes などを誇示したということです。

これらの物語で私が話すのは現実のプロジェクトではないので、人々はそのパターンに一致する自分自身の問題をすぐに思い浮かべることができます。小売業者は金融業界向けのソリューションを目にしてもすぐに顔をそむけますが、花と会話する方法を目にした場合、そのインタラクティブな音声アプリケーションは自分のビジネスにどのように役立つだろうかと想像します。


- Google Cloud コンテンツおよび編集担当編集長
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