月刊 Google Cloud ニュース / 2020 年 1 月
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2020 年 2 月 8 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
私たち Google Cloud にとって今年の 1 月はとても賑やかでした。セキュリティやストレージ、アプリケーション開発の新しいプロダクトとサービスを発表するとともに、レガシー システムのクラウドへの移行を支援する新たなオプションや、Kubernetes 関連の便利なヒントを提供し、さらには 4 月に開催する Google Cloud Next '20 への参加登録も開始しました。この投稿では、1 月の主要なトピックを振り返ってみます。
クラウドをより強く簡単に、そして「コールド」に
現在ベータ版が公開中の Google Cloud Secret Manager は、API キー、パスワード、証明書、その他 Google Cloud の機密情報を安全かつ簡単に保存する方法を提供します。グローバル名とレプリケーション ポリシー、ファーストクラス バージョニング、最小特権原則、監査ロギングなどをサポートしています。
長期アーカイブに最も適したコールド ストレージである Archive クラスを Cloud Storage に追加し、1 月に発表しました。これにより、特に長期保存を必要とする、大規模でアクセス頻度の低いデータセットの場合はストレージ オプションの柔軟性が向上し、コストを削減できます。Archive クラスのストレージは、パフォーマンスのボトルネックなしに、必要なときにすばやくアクセスできます。
新たなプラットフォームとパートナー
Google は 1 月に AppSheet の買収を発表しました。この先進的なコーディング不要のアプリケーション開発プラットフォームは、CRM や現場検査、パーソナライズされたレポート作成などさまざまなアプリケーションに対応します。AppSheet は、アプリケーション開発環境の再構築という Google Cloud の戦略をプラットフォームの形で支え、コーディングなしの開発やワークフローの自動化、アプリケーション統合、API 管理によって企業のイノベーションを支援します。
クラウドへの道は、レガシー システムと複雑なワークロード、そしてエンタープライズ ワークロードのモダナイズに使用する多くのオプションによって敷き詰められています。そうした道筋をスムーズにするべく、Google Cloud はクラウド ソリューションの一部として IBM Power Systems をサポートしました。OS が AIX、IBM i、Linux on Power のいずれであっても、Google Cloud のサービスとして IBM Power Systems を実行できます。これは、特にハイブリッド クラウド戦略を推進する場合に役に立ちます。
オンラインや直接対面で新しいことを学ぶために
この新しいガイドでは、Kubernetes と Google Kubernetes Engine(GKE)のデプロイと使用に関する最も一般的なヒントやベスト プラクティスをまとめています。Kubernetes の Namespace を使ってサービスの整理状態を維持しパフォーマンスを高める方法、Readiness Probe と Liveness Probe の使い方、Kubernetes 上でデータベースを実行するかどうかの判断などについて取り上げています。
仕事はできるだけ生産的であることが望ましいですが、現代のビジネスに求められるスピードではそれは容易なことではありません。1 月に投稿した『職場の情報過多を管理するための 4 つのヒント』では、作業の中断を回避し、仕事に優先順位を与え、コミュニケーションを明確にして時間を効率的に使うためのアイデアを紹介しました。作業をより速くスマートに進めるうえで役に立つ G Suite の機能についても詳しく解説しています。
最後になりましたが、クラウド コミュニティを対象に、学習や交流の機会など充実した 3 日間をお届けする年次イベント、Google Cloud Next '20 の開催を発表しました。現在、参加登録を受け付けています。500 を超えるセッションのなかから見たいものを選び、エキスパートや先進ユーザーの話に耳を傾けましょう。Next '20 は 4 月 6 ~ 8 日、サンフランシスコで開催されます。
以上、1 月の Google Cloud についてのアップデートでした。
- By Google Cloud Blog Team