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Cloud OnAir 番組レポート : GCP で実現するバックアップ・ディザスタリカバリのベストプラクティス

Cloud OnAir は、Google Cloud の製品をわかりやすく解説し、最新の情報などをいち早く皆様にお伝えする Online 番組です。

4 月 25 日の放送は、システムバックアップやディザスタリカバリ(DR)など、GCP の機能を利用した可用性の高いシステムの構築について解説します。

Compute Engine のバックアップ

Compute Engine の永続ディスクをバックアップする方法には大きく分けて、スナップショット、イメージ、Cloud Storage にコピーするの 3 種類があります。
  • イメージ : 永続ディスクをまるごとバックアップする方法です。インスタンスやインスタンステンプレートの作成時に用います。常にフルバックアップを行うので、保存サイズは一般的に大きくなります。
  • スナップショット : こちらも永続ディスクをまるごとバックアップする方法です。フルバックアップの後は増分のみを保存します。データは圧縮されるため、保存時のサイズも小さくなります。永続ディスク上のデータをバックアップする場合はこちらを利用します。また、スナップショットは別リージョンに保存可能です(データ転送料は不要)。さらに、スナップショットを定期的に実行するスケジュール機能も提供されています(現在、ベータ提供)。
  • Cloud Storage にコピー : ファイル単位でバックアップを行うための方法です。Cloud Storage は Restful API でオブジェクトを操作するオブジェクトストレージサービスで、高い耐久性を備えています。オブジェクトのバージョニング(世代管理)に対応し、ライフサイクル管理機能も備えています。

Cloud SQL のバックアップ

フルマネージドなデータベースサービスである、Cloud SQL のバックアップについて解説します。2 種類のリストアの方法を取り上げて、それぞれのメリット、デメリットを整理します。

ディザスタリリカバリをクラウドで実現

自然災害などでサービスやシステムが深刻な被害を受けたときに、損害を軽減したり、機能を維持あるいは回復・復旧する方法や措置です。一般に、ディザスタリカバリを実現するには、
  • 本番のデータをリアルタイムもしくは定期的に同期する仕組み
  • 本番環境と DR 環境を高速で接続するネットワーク
  • 本番環境と同じ機能が提供できるサーバーやネットワーク機器
  • (公開サービスの場合)インターネット接続
  • 電力や空調、スペースなどのファシリティなど
が求められます。

番組では、こうした要求に対して、GCP がどのようなサービスを提供しているのか、またそれらをどのように使えば良いかのポイントを解説します。

さらに、一連の復旧作業をテンプレート化する方法として、Cloud Deployment Manager を紹介します。Cloud Deployment Manager では、アプリケーションに必要なすべてのリソースを宣言的に記述することができます。Python テンプレートや Jinja2 テンプレートを使い、構成内容をパラメータ化し、負荷分散や自動スケーリング インスタンス グループなど、共通のデプロイ計画を何度も使用することができます。

オンプレミス環境の DR 対策は、ファシリティ(データセンター)の冗長化も含めた対策が求められるため、クラウドに移行済みの環境に比べて解決すべき課題が広範囲におよびます。そこで、データのバックアップなど部分的にクラウド化することで、安価かつ堅牢なバックアップ環境を構築することが可能です。オンプレミスから GCP へのデータバックアップをサポートするサードパーティ製品を活用すれば、データ移行もより容易になります。

番組で説明した資料はこちらで公開しています。

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