G Suite の活用で小売店のオペレーションを改善し、カスタマー エクスペリエンスを強化

※この投稿は米国時間 2019 年 11 月 26 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

年末のこの時期、小売店は最高のカスタマー エクスペリエンスを提供すべく、総力をあげて取り組んでいることでしょう。それもそのはずです。昨年のブラック フライデーでは、オンライン取引による売上が 62 億 2,000 万ドルという記録的な額にのぼりました。この年末のかき入れどきにはかなりの収益を見込めるため、データ分析情報の活用とオペレーションの改善によってカスタマー エクスペリエンスの差別化を図ろうとする小売企業が以前より増えてきました。このことがクラウドの導入増加にもつながっています。 

GANT、世界的な成長に合わせた G Suite の導入

GANT は 70 年近くの歴史を持つ世界的なライフスタイル ブランドです。世界に 580 以上の店舗を展開し、さらに拡大を続ける中で、世界中のどこでもシームレスに連携できる技術を従業員が利用できることは必須事項です。同社はグローバル サプライ チェーンの連携を図るために G Suite を導入しました。新入社員でもすぐに使いこなせるほど直観的に操作できることが決め手でした。GANT では店舗計画などオフィス間の連携にはドキュメントとスプレッドシートを使用し、デザイン部門と製造部門のリアルタイムでのやり取りには Hangouts Meet を使用しています。これまでは新店舗のオープンに通常 1 年を要していましたが、G Suite の導入により、ロンドンの新しい旗艦店はわずか 3 か月でオープンできました。GANT の導入事例をご覧ください。

Design Within Reach、G Suite でのオペレーションの効率化

1999 年創業の Design Within Reach は、米国とカナダにある 40 以上の店舗を通じて、本格的なモダンデザインを消費者にとって身近なものにしてきました。同社はこれまで事業の IT 基盤をオンプレミス ソリューションで運用していましたが、それには多数のサーバーを維持する必要がありました。そのため、本社の移転が決まったときも、移転費用の捻出は不可能とすら思われました。しかし IT チームはこの機会に社内オペレーションを再評価し、クラウドを使用した従業員間のコラボレーションを促進するために G Suite を実装することを決定しました。G Suite を導入する前、IT チームは店舗のプロモーション スケジュールや店舗のレイアウト、広告の更新など、重要な資料を共有するのにメールを多用していました。現在は共有カレンダーで店舗内のプロモーションを追跡し、Google ドキュメントで在庫の追跡を行っています。在庫をより適切に管理できるようになったことで商品販売の機会も増え、消費者と同社、両者にとって嬉しい結果となりました。Design Within Reach の導入事例をご覧ください。

Schnucks、G Suite での IT コスト削減

Schnucks は 1939 年創業のスーパーマーケット チェーンです。  同社は 100 店舗をスムーズに運営するために、さまざまな州や地域を担当するマネージャーが売上や在庫数などのデータを共有しています。G Suite を導入する前は、バージョンの異なるスプレッドシートやドキュメントをやり取りすることが多く、古くなったデータを業務に用いることも珍しくありませんでした。現在はあらゆる
G Suite アプリを使用して、効率的かつ安全に情報を共有できるようになりました。ファイルがクラウドに保管されるようになったため、重いアプリをインストールして使用する必要はほとんどなくなりました。Schnucks では古くなったノートパソコンを徐々に Chromebook に切り替えており、これによってパソコン 1 台あたり 1,250 ドルのコストを節約できています。Schnucks の導入事例をご覧ください。

今回ご紹介したのは G Suite を使用している小売企業の概要の一部です。詳細については Google のウェブサイトをご覧ください。