将来を見据えたデータ戦略のために: AlloyDB に PostgreSQL 18 と新しい延長サポートを追加
Bjoern Rost
Product Manager
※この投稿は米国時間 2026 年 5 月 12 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
2026 年のインフラストラクチャ ロードマップを検討するにあたっては、迅速なイノベーションの必要性と運用上の安定性のバランスを取ることが目標となります。最新のデータベース機能を導入することと、ワークロードに対応した安全な環境を維持することのどちらか一方を選択する必要はないはずです。この投稿では、AlloyDB での PostgreSQL 18 の一般提供と、以前のメジャー バージョンに対する延長サポートの提供についてお知らせいたします。これらのアップデートにより、既存のアプリケーションに信頼性の高い長期的なセーフティ ネットを提供しながら、最先端のオープンソース ツールを使用して柔軟に構築を行えるようになります。
延長サポートで安定性を維持
本番環境のワークロードを新しいメジャー バージョンに移行するのは重大な作業であり、入念な計画とテストを必要とします。お客様がセキュリティを損なうことなく、各社のスケジュールで柔軟にアップグレードができるように、AlloyDB の延長サポートをご用意いたしました。
この新しいサービスは、コミュニティによるサポートが終了した日から、お客様のアップグレード予定までの期間をカバーし、特に重要なアプリケーションのビジネス継続性を確保します。
主なスケジュール
AlloyDB クラスタは 3 年間の延長サポートの対象となり、以下のスケジュールに沿って自動的に登録されます。
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PostgreSQL 14: 2027 年 2 月 1 日から 2030 年 2 月 1 日まで。
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PostgreSQL 15: 2028 年 2 月 1 日から 2031 年 2 月 1 日まで。
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PostgreSQL 16: 2029 年 2 月 1 日から 2032 年 2 月 1 日まで。
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PostgreSQL 17: 2030 年 2 月 1 日から 2033 年 2 月 1 日まで。
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PostgreSQL 18: 延長サポートのスケジュールは後日発表します。
内容
延長サポート期間中、Google Cloud は以下を提供します。
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重要なセキュリティ パッチ: 重大度が「高」または「重大」のすべての共通脆弱性識別子(CVE)に対する保護
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プロアクティブなバグの修正: AlloyDB で維持されているコード内の問題解決
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SLA の適用範囲: 条件を満たすクラスタの可用性保護を継続
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新しいクラスタの作成: 延長サポートのバージョンで新しいクラスタをプロビジョニングする機能
移行の管理
延長サポートは追加料金でご利用いただけます。クラスタを通常サポートの対象であるメジャー バージョンにアップグレードするだけで、いつでもオプトアウトできます。延長サポートと改定料金については、年内にお知らせします。
AlloyDB 上の PostgreSQL 18 で開発を加速
PostgreSQL 18(PG18)では、アプリケーションの高速化と開発プロセスの直感的な操作を目的とする機能が導入されました。AlloyDB クラスタに PG18 を選択すると、パフォーマンスの向上と最新のデータ処理にすぐにアクセスできます。
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B ツリーのスキップ スキャンによるクエリ高速化: クエリに一致しないインデックス エントリはバイパスされるため、データ取得が高速化されます。
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並列 GIN インデックスの使用: 複数の CPU コアを利用することで、全文検索と JSON 検索を高速化できます。
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仮想生成列: 即座に計算される列を使用できるため、追加のディスク容量を使用せずに、保存列と同じ簡単な API を提供できます。
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ネイティブ UUIDv7 サポート: 従来のランダム UUID と比べて並べ替え機能とインデックス作成効率に優れた UUIDv7 を使用して、分散アプリケーションを構築できます。
信頼性の実証: UKG がデータ基盤をモダナイズ
本番環境システムを大規模にアップグレードするのは複雑な作業になる場合がありますが、AlloyDB の PostgreSQL では、このプロセスが簡素化され、アップグレード前後のタスクの多くが自動化されています。人事 / 給与ソリューションのプロバイダである UKG は最近、AlloyDB クラスタを PostgreSQL 17 にアップグレードし、準リアルタイムのデータ基盤である People Fabric の新機能を強化しました。大量のデータベース オブジェクトを含む高密度なマルチテナント アーキテクチャの管理は重要な課題でした。インプレースのメジャー バージョン アップグレードを使用することで、UKG はリスクを最小限に抑え、ユーザーへの影響を回避しました。
UKG のデータ プラットフォーム エンジニアリング担当シニア ディレクターである Rajiv Jain 氏は次のように述べています。「数千個のオブジェクトを含むマルチテナント環境のアップグレードは、通常は大きなリスクを伴います。しかし、AlloyDB のインプレース アップグレード パスにより、一般的なダウンタイムやパフォーマンスの低下なしにフリートをモダナイズできました。その結果、People Fabric の最新リリースの目標を達成し、PostgreSQL の新機能をお客様のために活用できました。」
インプレースのメジャー バージョン アップグレードでは、データを移動したり接続文字列を変更したりすることなくデータベースをモダナイズできるため、アップグレード時間を数分に短縮できます。この合理化されたパスは、PostgreSQL 18 を含むすべてのターゲット バージョンに適用されるため、大規模なマルチテナント フリートでも、最小限のダウンタイムで最新の機能を取り入れることができます。このプロセスをクエリプラン管理と組み合わせることで、最新の PostgreSQL リリースへの移行が、迅速かつ低リスク、そして予測可能なものになります。
データベース対応ストレージでパフォーマンスを最大化
AlloyDB は PG18 のイノベーションを基盤に、特殊なアーキテクチャでその機能を拡張しています。コンピューティングとストレージの分離により、負荷の高いデータベース オペレーションは専用のインテリジェントなレイヤにオフロードされます。これには次のような利点があります。
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データベース対応のオフロード: AlloyDB はロギングとメンテナンスのタスクを専用のサービスに委任します。このため、プライマリ データベース インスタンスはトランザクションの処理に専念できます。
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データの重複なしで水平方向にスケーリング: 読み取り専用レプリカを数秒で追加できます。すべてのレプリカが同じ分散ストレージにアタッチされるため、データの複数のコピーを管理する費用と遅延を回避できます。
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優れたコスト パフォーマンス: 最近のベンチマークによると、AlloyDB はセルフマネージド PostgreSQL と比べて最大 2 倍の優れたコスト パフォーマンスを実現します。コンピューティング リソースがセルフマネージド環境の半分であっても、AlloyDB はカーネルをより効率的に使用することで、1 分あたりのトランザクション数が多くなります。
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お支払いは従量制: AlloyDB のストレージは弾力性があります。ストレージ サイズを指定する必要はなく、データに応じてシステムが自動的に拡大、縮小されます。
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予測可能なスループット: 多くのクラウド データベースでは、パフォーマンスを向上させるためだけにストレージを追加購入する必要があります。AlloyDB では、ストレージ サイズに基づいて速度が制限されることはありません。初日からフル パフォーマンスが得られ、保存したデータに対してのみ料金が発生します。
使ってみる
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PostgreSQL 18 インスタンスを作成する: AlloyDB コンソールにアクセスします。
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アップグレードを計画する: メジャー バージョン アップグレードに関するドキュメントを確認します。
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サポート期間を確認する: 延長サポートに関するドキュメントと、更新されたバージョンのサポート ポリシーをご覧ください。
- プロダクト マネージャー、Bjoern Rost

