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データベース

ID.me、1 億 6,000 万ユーザーに対応するスケーリングと運用リスクの軽減を同時に達成

2026年4月9日
Kevin Liu

Cloud Platform Architect, ID.me

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The front door to AI in the workplace

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※この投稿は米国時間 2026 年 3 月 31 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

編集者注: ID.me は、デジタル ID のセキュリティを変革することで、ID の確立が容易であることを証明しています。さらに、同社のプラットフォームは 1 億 6,000 万人の会員に対応できるようスケールされ、1 分あたり最大 40,000 人のユーザーへの対応が可能となっています。圧倒的な規模とリアルタイム AI を必要とする税務申告などのサービスに対応するために、同社のチームは 50 テラバイトのデータを従来のプラットフォームから Google Cloud に移行し、AlloyDB、Cloud SQL、Vertex AI を基盤とする最新のアーキテクチャを採用しました。このアーキテクチャにより、開発の迅速化、不正行為の検出精度の向上、データチーム全体の作業完了時間の 40% 短縮が実現しました。


皆さん、家を出るときは、スマートフォン、運転免許証、クレジットカードなど、必ずなんらかの身分証明書を携帯するでしょう。それによって自分の身元を証明できますし、ほぼどこでも利用できます。しかし、オンラインでは、何度も本人確認を求められ、新しいサービスやツールを使い始めるたびに、新しいログイン情報を作成する必要があります。ID.me は、ユーザーが本人確認を一度だけ安全に行い、その認証情報をオンラインのどこでも使用できるようにすべきだと考えています。

当社の目標は、公的機関と民間企業の両方で信頼性の高いログイン方法として機能する、ID 用のデジタル ウォレットを開発することです。当社は現在、1 億 6,000 万人以上の会員にサービスを提供しており、私たちの生活や仕事において ID の重要性が高まっています。このため当社は、対面で運転免許証を提示する場合と同じくらい簡単に、オンラインで本人であることを証明できるよう規模を拡張しています。

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追いつかないスピードで増える需要

ID.me の以前の会員数は 5,000 万人でしたが、この数年間で 1 億 6,000 万人以上という規模まで成長しました。現在は 1 日単位での使用状況のトラッキングは行わず、代わりにほぼリアルタイムのモニタリングを行っています。現時点で、当社のプラットフォームは 1 分あたり最大 40,000 人の会員に対応できるように設計されています。この種の需要は予測できません。ID.me の会員にとって、アクセスがすべてです。稼働時間だけでなく、政府の給付金、医療、限定特典などに関して、会員が必要とする場合に、安全かつ即座に本人確認を行えることが重要です。そしてユーザー数が拡大する中、当社のインフラストラクチャを必要な形でスケールできていないことがわかりました。アーキテクチャの限界に達しつつあったため、当社はある決断を下しました。ID.me のデータ基盤を Google Cloud 上で再構築して、次の成長段階に備えることにしたのです。

1 億 6,000 万人の大切なお客様と当社のための新しいデータベース

最初の作業は、当社が必要としていた圧倒的なスケーラビリティと信頼性を実際に提供できるデータベースを選択することでした。すぐに目に留まったのが AlloyDB for PostgreSQL でした。以前の環境で直面していたスケーリングのボトルネックと運用上の複雑さに直接対処するソリューションであったため、ピーク時の需要にも自信を持って対応できるようになりました。この移行によって、技術的な課題を解決できただけでなく、開発者のエクスペリエンスが劇的に向上しました。チームがプロビジョニング、メンテナンス、パッチ適用に費やす時間が大幅に減り、開発サイクルが数週間からわずか数日に短縮されました。

過去 2 年間で、15 個のデータベース インスタンスに分散されていた 50 テラバイト以上のデータを Google Cloud に移行しました。しかも、ダウンタイムは最小限で済みました。また、2 階層アーキテクチャも導入しました。Cloud SQL がより小規模かつ標準的なサービスをサポートし、AlloyDB が ID.me プラットフォームのバックボーンを形成するより負荷の高いワークロードを実行します。これにより、安定性を損なうことなく迅速に処理を進めることができます。また、チームに余裕が生まれ、実際にイノベーションを推進する作業に集中できています。たとえば、当社の ID に対する取り組みに逆行するのではなく、確実に役立つ AI の開発などです。

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AI トレーニングの目的は . . . AI との戦い?

あらゆる組織が AI を活用しようと躍起になっています。しかし ID.me では、その不正使用を防ぐことも同じくらい重要です。脅威の状況は進化しており、特に生成モデルは、個人になりすます能力だけでなく、合成 ID を作成する能力も高めています。ユーザーが名乗ったとおりの人物であることを確認することをビジネスとしている当社にとって、この脅威は大きな問題です。

AlloyDB の優れた点の一つは、複数の読み取りプールを作成できることです。当社では、これらの読み取りプールを、データ エンジニアやデータ サイエンティストと迅速に共有できるデータ クリーンルームとしています。不正行為分析担当者がそこに入り、問題を発見して、リアルタイムで修正または防止できます。

全体で見ると、AlloyDB AI のおかげで従来のシステムを 10~20 倍にスケールし、さらに料金も下げることができました。その効果は非常に大きいものです。ID.me は、米国連邦政府から、国家システム内での大規模な不正行為を防止する役割を担っていると認められています。この成功の重要な要因となったのは、AlloyDB に組み込まれた高可用性と、スケーリングが容易な読み取りプールです。これにより、米国の国家税務当局である Internal Revenue Service(IRS)は、前回の納税申告のピーク時に、1 秒あたり 120,000 件を超えるトランザクションを滞りなくシームレスに処理できました。これは実質的に、以前のセルフホスト型 PostgreSQL のパフォーマンスの 2 倍に相当します。

多くの新機能を試してきましたが、特に期待しているのは Gemini Enterprise と AlloyDB AI の自然言語です。これにより、当社の AI の構築と操作の方法に根本的な変化がもたらされるからです。

1 つのログインであらゆるシステムにスムーズに対応

当社のデータチームは Google Cloud を大いに活用しており、作業が大幅に楽になりました。移行後は、変更をはるかに迅速に行えるようになり、全体の作業完了時間が 40% 短縮されました。ID.me のエンジニアリング チームでは、開発者のエクスペリエンスが劇的に向上しました。チームが製品の機能全体をリリースするまでに要する期間が数週間から数日に短縮し、当社の会員にとって重要な問題の解決に時間を費やせるようになりました。

インフラストラクチャのスケーリングと信頼の拡大を同時に達成できました。ポータブル ID を圧倒的な規模で処理できるように構築された、より高速でスマートなプラットフォームにより、当社は目標達成に一歩近づきました。それは、必要なときに必要な場所で、デジタルによる安全な方法で本人確認を行うことができるソリューションです。子どもの頃に飼っていたペットに関するセキュリティ保護用の質問は、もうなくなるかもしれません。

詳細:

- ID.me、クラウド プラットフォーム アーキテクト Kevin Liu 氏

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