Data Cloud & AI Summit のまとめ: Cloud SQL の最新情報

Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 4 月 6 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
ICYMI: Google Cloud は、今年で 3 回目となる年に 1 度の Data Cloud & AI Summit を開催しました。このサミットでは、活気に満ちたパートナー エコシステムを活用しながら、オープン データクラウド ソリューションを利用するうえで役立つ新しいプロダクト イノベーションを発表しました。このまとめでは、皆様が見逃したかもしれない画期的な Cloud SQL のリリースをいくつかご紹介します。
Cloud SQL は、MySQL、PostgreSQL、SQL Server 向けのフルマネージド リレーショナル データベース サービスであり、信頼できる Google Cloud インフラストラクチャ上に構築され、最良の Cloud プロダクトと統合されています。高可用性、自動メンテナンス、データ保護、セキュリティなど、ワークロードに必要なエンタープライズ機能が組み込まれているため、データベースをこれまで以上に簡単に起動し、実行できます。IDC の調査によると、Cloud SQL のお客様は、Cloud SQL がマネージド サービスとして提供する価値と効率の結果として、3 年平均で 246% の投資収益率を達成しています。
Cloud SQL の最新のリリースにより、お客様向けの統合プラットフォームが強化されました。必要な機能に柔軟に対応できるように新しい構成フラグが提供されるほか、デフォルトでデータ保護とセキュリティが組み込まれ、お客様のデータを最大限に活用できる新しい分析情報が継続的に提供されます。新機能について詳しく見ていきましょう。
一般的に使用されるリレーショナル データベース エンジンとの互換性
Cloud SQL を使用すると、オンプレミスまたは自己管理型のクラウド インフラストラクチャですでに使用されているものと同じ MySQL、PostgreSQL、SQL Server 機能を使用できます。以下は、強化されたデータベース固有の機能を利用可能にする最近のリリースです。
Cloud SQL for MySQL は、次のような 100 を超える追加の MySQL フラグのサポートを開始しました。
innodb_max_dirty_pages_pct: ダーティページのフラッシュに関連するディスク I/O を制御することでパフォーマンスを最適化できます
connection_timeout: クライアントの接続損失の確立を制御できます
innodb_open_files: innodb が一度に開くことのできるファイルの数を定義し、パフォーマンスの最適化を支援します
Cloud SQL for SQL Server でリンク サーバーを使用すると、リモートの SQL Server インスタンスに保存されているデータに簡単にアクセスできます。
Cloud SQL for SQL Server への移行は、移行中のダウンタイムを大幅に削減できる SQL Server マルチファイル バックアップ インポートのサポートにより、これまで以上に高速です。
より適切にレポートのニーズに対応するために、プライマリよりも CPU またはメモリが少ないレプリカを作成することで、Cloud SQL for PostgreSQL のリードレプリカのサイズを適切に設定できます。
ワークロードに対する組み込みの保護
Cloud SQL は強化されたデータ保護とセキュリティ機能を提供するため、ワークロードの広範なニーズに対して組織の要件を満たすことができます。
Cloud SQL は、SQL Server のポイントインタイム リカバリ(PITR)をサポートしており、単一のデータベースまたはインスタンス全体を以前の状態に復元することで、偶発的なデータ削除を復旧できます。3 つのデータベース エンジンすべてが PITR をサポートするようになっています。
Cloud SQL for PostgreSQL は、新たに PITR を有効にするインスタンスのトランザクション ログを Google Cloud Storage に追加料金なしで保存します。これにより、ディスク上のストレージ消費が予測可能になります。
MySQL の自動 IAM データベース認証を使用すると、アクセス トークンのリクエストと管理を Cloud SQL Auth Proxy などの中間の Cloud SQL コネクタに引き渡すことができます。
プロアクティブな検出と防止のための Cloud SQL と Security Command Center とのインテグレーションの一環として、管理データベース ユーザーがユーザー テーブルに書き込みを行うと警告する新しいEvent Threat Detection ルールをリリースしました。
他の Google Cloud サービスとのエンドツーエンドのインテグレーション
Google Cloud が提供する豊富な機能をすべて使用すると、アプリケーションはよりパワフルになります。Cloud SQL を使用すると他のサービスと簡単に統合できるため、大規模なデータドリブン アプリケーションを構築できます。
BigQuery からの連携クエリを使用すると、データ パイプラインを作成しなくても、Cloud SQL に保存されている運用データをすばやく分析できます。こうした連携クエリをプライベート IP 対応の Cloud SQL インスタンスに対して実行できるようになりました。これにより、分析クエリ トラフィックを Google Cloud 境界内に確実に保つことができます。
GKE で Cloud SQL を使用している場合、GKE クラスタから Cloud SQL データベースへの接続を自動化する、オープンソースの Kubernetes オペレーターである Cloud SQL Proxy Operator(公開プレビュー版で利用可能)を使用すると、Cloud SQL に対するワークロードの接続がこれまでになく簡単になります。
ネットワーク アナライザーを使用すると、Cloud SQL インスタンスの接続の問題をセットアップ不要でトラブルシューティングできます。アラートは、特定された問題を解決するための推奨手順を提示します。
Cloud SQL for SQL Server インスタンスへの認証に Managed Active Directory を使用している場合、Active Directory 診断ツールは、オンプレミスの Active Directory ドメインと Managed AD 間の Active Directory のインテグレーションのトラブルシューティングに役立ちます。
データベースを最適化するためのインテリジェントなオブザーバビリティ
Cloud SQL を使用すると、データベースのパフォーマンスを簡単に把握できます。アプリケーション ワークロードをより適切に処理するために採用できる手順に関する推奨事項を組み込み、インスタンスの状態を理解できる詳細な指標を提供しています。
アンダープロビジョニング インスタンス レコメンダー(プレビュー版)を使用すると、CPU やメモリの使用率が高い Cloud SQL インスタンスを事前に特定できます。これにより、ワークロードの需要に合わせてインスタンスのサイズを適切に調整できます。
Cloud SQL for SQL Server は、インスタンスの正常性のモニタリングに役立つ 38 の追加指標をサポートし、パフォーマンスの問題とリソースのボトルネックを特定するための新しいオブザーバビリティ機能を提供します。たとえば、「deadlock_count」、「lock_wait_count」、「lock_wait_time」という 3 つの新しい指標を使用して、SQL Server のロックをモニタリングできます。
Google Cloud を利用する上位 100 社のうち、90% を超えるお客様が Cloud SQL を使用しています。詳しくは、Cloud SQL に関する 1 分間の動画をご覧ください。ご視聴後は、Cloud SQL の無料トライアルをぜひご利用ください。

- プロダクト管理担当ディレクター Sujatha Mandava
- シニア プロダクト マネージャー Isabella Lubin


