Google Cloud は EDM Council と協力してセキュリティとガバナンスが強化されたデータクラウドを構築
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2021 年 10 月 8 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
Google Cloud は EDM Council とともに、CDMC フレームワーク v1.1.1 のリリースを発表します。これは 2020 年の夏に始まった業界全体の取り組みであり、大手クラウド プロバイダ、データ ガバナンス ベンダー、エキスパートが、クラウドでのデータ管理のためのベスト プラクティスを定義するために協力してきました。CDMC フレームワークにはこのグループからの専門知識が反映されており、クラウドでのデータのプライバシーを管理、統制、セキュリティ強化、確保するための明確な基準が定められています。Google Cloud は、ミッション クリティカルなコントロールと自動化のほとんどを Dataplex に実装しています。Dataplex は、Google Cloud のネイティブ データ ストレージ システム全体のデータに関してデータ ガバナンスの体系化、管理、確保を行うための Google Cloud によるファースト パーティ ソリューションです。Dataplex を活用し、CDMC フレームワークのベスト プラクティスを採用することで、センシティブ データと、センシティブ データのワークロードに対する適切なコントロールを行うことができます。さらに、Google Cloud のデータサービスには高度な構成の柔軟性が備わっており、Collibra などのパートナーから提供される専門的なデータ管理ソフトウェアと統合することで、CDMC のベスト プラクティスに適合するソリューションを実装するための豊富なエコシステムをお客様に提供します。
CDMC フレームワークは世界中の数百の組織によるジョイント ベンチャーであり、主要なクラウド サービス プロバイダ、テクノロジー サービス組織、プライバシー関連企業、主要なコンサルタント企業が協力してベスト プラクティスを定義しています。フレームワークには、ガバナンスとアカウンタビリティ、カタログ化と分類、ユーザー補助と利便性、保護とプライバシー、データ ライフサイクル管理が含まれています。このフレームワークはデータ管理に関する業界のベスト プラクティスの採用における里程標であり、Google は、これが特にセンシティブ データのためのクラウド採用に関して信頼、確信、アカウンタビリティを強化することに貢献できると考えています。この機会に Google Cloud は、フレームワークに含まれるカタログ化、ライフサイクル管理、ガバナンス、それ以外のほとんどのコントロール(他のコントロールは製品ごとに利用可能)を実装する Dataplex を一般公開します。
Google Cloud のプロダクト管理担当ディレクターであり、ビッグデータを担当する主要なリーダーでもある Evren Eryurek は次のように述べています。「金融サービス、規制対象組織、プライバシー重視の組織を含む Google Cloud のお客様は、センシティブ データの扱いに関する Google の優れたサービスから引き続き恩恵を受けられます。CDMC フレームワークにより、Google のベスト プラクティスは確実に共有され、業界全体のフィードバックによって強化されます。」אא
Google Cloud もメンバーとして所属する組織機関である EDM Council は世界的な非営利の事業者団体です。米国、カナダ、英国、ヨーロッパ、南アフリカ、日本、アジア、シンガポール、オーストラリアの 250 を超える組織と、1 万を超えるデータ管理の専門家がメンバーとして参加しています。EDM Council は、組織の重要な機能としてのデータ管理に関する課題や前進について、データの専門家たちが交流、意見交換、協力するための場を提供しています。当 Council は、資産としてのデータが現在どのように収集されているか、将来どのように管理されるべきかに関して、研究、教育、発表を行っています。
- データ ガバナンス担当プロダクト マネージャー Uri Gilad
- 金融サービス担当ソリューション アーキテクト Mose Tronci