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コンピューティング

柔軟な確約利用割引 - Compute Engine インスタンスを割引するシンプルで新しい方法

2022年11月16日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 11 月 5 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

節約は流行に左右されません。多くのお客様が Compute Engine リソースベースの 確約利用割引(CUD)を利用して、特定のマシン ファミリーやリージョンにおける定常状態のコンピューティング使用量を対象に、費用の削減を図っています。今回、より柔軟で簡単な支出管理方法を提供するための取り組みの一環として、Compute Engine の新しいタイプの確約利用割引であるフレキシブル CUD を提供します。

フレキシブル CUD は、予測可能かつシンプルな定額割引(1 年間で 28% 割引、3 年間で 46% 割引)で、複数の VM ファミリーとリージョンに適用される、支出ベースのコミットメントです。リソースベースの CUD と同様に、同じ請求先アカウント内のプロジェクト間や、異なるサイズやテナンシーの VM に柔軟な CUD を適用し、コストを抑えながら変化するワークロード要件に対応できます。

現在、Compute Engine のフレキシブル CUD は、すべてのリージョンにおいて、インスタンスの CPU とメモリ使用量を含む、ほとんどの汎用 VM の使用量(N1、N2、E2、N2D)およびコンピューティング最適化(C2、C2D)のための VM 使用量で利用できます(今後増える VM ファミリーの完全リストを参照してください)。

リソースベース CUD と同様に、フレキシブル CUD は使用量に対する割引であり、容量の予約ではありません。容量を確保するために、別途予約をしていただくと、その結果、対象となる使用量に対して自動的に CUD が適用されます。

CUD は、どの請求先アカウントからでも購入できます。割引は、その請求先アカウントによって支払われたプロジェクトで、対象となる使用量に適用できます。フレキシブル CUD を購入すると、使用量がこのコミットメント値を下回っても、コミットメント期間中はずっと同じコミットメント料を支払うことになります。コミットメント料金は月単位で請求されます。一度購入したコミットメントは取り消すことができません。

節約と柔軟性を両立させるためには、リソースベース CUD とフレキシブル CUD を併用することをおすすめいたします。最も安定したリソース使用量をカバーする標準的なリソースベースの CUD と、よりダイナミックなリソース使用量をカバーする柔軟な支出ベースの CUD を設定できます。1 時間ごとに、まず標準 CUD が適用され、次にフレキシブル CUD が適用されるので、CUD の使用を最適化できます。また、CUD の対象とならない使用量については、オンデマンドの料金で請求されます。

リソースベース CUD とフレキシブル CUD の違いを簡単にまとめると、以下のようになります。

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フレキシブル CUD に関するお客様の声

「Media.net は動的なリソースの要件を抱えるグローバル企業です。フレキシブル CUD により、Media.net はベースラインのワークロード要件を迅速かつ容易に節約でき、同時に異なるマシンタイプやリージョンを柔軟に利用できるようになりました。Media.net は、急増するワークロードに対応するためにさまざまな選択肢を検討した結果、Spot VM を選択しました。大幅な割引が受けられるうえ、料金体系がシンプルで費用が予測可能だからです。フレキシブル CUD とスポット VM の組み合わせは、ビジネスのダイナミックな容量のニーズに対してコストを最適化するための完璧な組み合わせでした。」 - Media.net、エンジニアリング担当シニア バイス プレジデント、Amit Bhawani 氏

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「Lucidworks がプロダクトの提供を拡大する中で、Google Cloud のフレキシブル CUD は、お客様の属性に基づいてワークロードを異なる地域にシフトしたり、パフォーマンス特性に基づいて異なるインスタンス ファミリーにシフトする柔軟性を与えながら、コストを最適化する完璧なソリューションとなりました。」- Lucidworks、クラウド ガバナンス セキュリティ担当ディレクター、Matt Roca 氏

フレキシブル CUD の理解

フレキシブル CUD は、Google Cloud コンソールまたは API 経由で購入できます。フレキシブル CUD は購入から 1 時間後に発効され、対象となる使用量に対して自動的に割引が適用されます。

フレキシブル CUD は、対象となるオンデマンドの使用料に時間単位で適用されます。ある時間帯に、コミットした金額よりも少ない金額しか使わなかった場合、コミットした金額を十分に活かすことができず、割引を十分に実感できません。

たとえば、毎時 100 ドルのオンデマンド支出をフレキシブル CUD でカバーしたい場合、3 年間は毎時 54 ドル(46% オフ)を支払い(月払い)、対象となるオンデマンド支出に自動的に適用される 100 ドルのクレジットを受け取ることができます。100 ドルのクレジットは、対象となる SKU ごとに、対象となるオンデマンド料金で消費され、未使用の場合は失効します。

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フレキシブル CUD のクレジットの付与

同じ請求先アカウント内で複数のプロジェクトを実行している場合、フレキシブル CUD からのクレジットは、請求先アカウント内のプロジェクト間および同じプロジェクト内の SKU 間で、使用比率に応じて比例配分されます。

フレキシブル CUD 購入のためのプランニング

リソースベース CUD およびフレキシブル CUD の購入と使用を検討する場合、まず定常状態のリソース使用量を予測してリソースベース CUD を購入し、最も大きな割引を得ることをおすすめします。ベスト プラクティスは、ワークロードがより可変的で増大する場合にはフレキシブル CUD を使用し、それ以外の用途にはオンデマンド VM、または Spot VM を使用することです。

今すぐフレキシブル CUD を始める

クラウドでのビジネス構築は複雑な場合がありますが、それに関する支払いは簡単であるべきです。フレキシブル CUD の設計により、Google Cloud のさまざまなリソースで大幅な割引を簡単に受けることができるようになりました。フレキシブル CUD の購入方法、使用方法、開始方法について詳しくは、こちらのドキュメントをご覧ください。

-プロダクト マネージャー、Yasmin Mowafy

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