コンピューティング

パフォーマンスや効率を高めた新しい仮想マシンタイプ

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※この投稿は米国時間 2019 年 8 月 13 日に Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。


私たちは今年 4 月、仮想マシン(VM)の拡張について発表を行い、コストやパフォーマンスで妥協することなくワークロードに適したマシンタイプを柔軟に選択できるようにしました。さらに、このほど Google Compute Engine VM の追加アップデートを実施し、新しい汎用マシンタイプ(現時点ではベータ)、コンピューティング最適化マシンタイプ(同 GA)、メモリ最適化マシンタイプ(同ベータ)の提供を開始しました。


価格性能比に優れた汎用マシンタイプ

現在の Compute Engine は、カスタム マシンタイプの作成や、事前定義済みまたはカスタム VM へのローカル ストレージの追加、幅広い CPU プラットフォームへの対応をサポートする、柔軟性の高い汎用 VM を提供しています。


このたび、Compute Engine の汎用マシンタイプに第 2 世代の Xeon Scalable Processor が追加されました。この新しい汎用マシンタイプ(N2、現時点ではベータ)は、多くのワークロードで価格性能比を 20 % 以上改善し、第 1 世代の N1 マシンタイプと比べて vCPU あたりのサポート メモリ容量も最大 25 % 大きくなっています。N2 マシンタイプの基本周波数は 2.8 GHz で、最大 3.4 GHz のオールコア ターボで動作します。


N2 マシンタイプは、コンピュート、メモリ、ストレージ、ネットワーク リソースのバランスが取れており、ウェブ / アプリケーション サーバーやエンタープライズ アプリケーション、ゲーム サーバー、コンテンツ コラボレーション システム、大半のデータベースなど、ほとんどのワークロードに適しています。


N2 マシンタイプは 2~80 個の vCPU、1 GB~640 GB のメモリを搭載し、事前定義済みマシンタイプとカスタム マシンタイプのいずれも vCPU あたり最大 8 GB のメモリを利用できます。そのため、リソースの過剰 / 不足を防いでワークロードに最も適した VM を作成でき、コストの最適化を支援します。


N2 マシンタイプを現在利用できる GCP リージョンは、us-central1、europe-west4、asia-southeast1 だけですが、今後数か月のうちにほとんどの GCP リージョンで利用可能になる予定です。


高い演算能力を必要とするアプリ向けのコンピューティング最適化マシンタイプ

高いパフォーマンスと厳格な低レイテンシが求められるアプリケーションを実行するなら、コアあたりのパフォーマンスが Google Cloud で最も高いコンピューティング最適化マシンタイプ(C2)がお勧めです。C2 VM は、HPC(ハイパフォーマンス コンピューティング)やビデオ エンコーディング、大規模なマルチプレイヤー ゲームといった要件の厳しいアプリケーションに最適です。

C2 VM は現在、us-central1、europe-west4、asia-northeast1、asia-east1の 4 リージョンで一般提供されているほか、us-west2、us-east1、europe-west2 でも今後数週間のうちに提供が開始される予定です。すでにコンピューティング最適化マシンタイプをご利用のお客様は、その高パフォーマンスと低コストを高く評価されています。

「Google の C2 VM テクノロジーにより、最速のインフラストラクチャを WordPress でお客様に提供できるようになりました。Google との強力なパートナーシップのおかげで、両社のテクノロジーを密接に連携し、あらゆる規模の企業が WordPress によるオンラインでの勝利を収めるために必要なスピード、セキュリティ、インテリジェンス、専門能力、さらには受賞歴もあるグローバル サポートを提供できます。Google Cloud と緊密に協力し、WordPress が実現する最先端のデジタル エクスペリエンスをさらに推進できることに、私たちはとても満足しています。」

―― WP Engine の創設者兼 CTO、Jason Cohen 氏

「あるお客様のワークロードを Google Compute Engine C2 VM に移行したところ、使用するハードウェアを減らしたにもかかわらず、パフォーマンスが 40 % も向上しました。基幹ジョブ / プロセスの 1 つは、42 % も低いコストで実行時間が 82 % も短縮されました。」

―― Burwood Group の Dan Speck 氏

SAP の認定を受けたメモリ最適化マシンタイプ

GCP のメモリ最適化マシンタイプ(M2)には 6 TB と 12 TB の VM が追加され、SAP をご利用のお客様は同社最大の SAP Hana データベースを GCP で実行できます。現在ベータ版の利用が可能な M2 は、パブリック クラウドで入手できる最大の SAP Certified VM です。

M2 マシンタイプは、大容量メモリを必要とする SAP アプリケーションに対応するだけでなく、GCP の優れた機能もサポートします。SAP システムでは事業継続性のためにアップタイムがきわめて重要ですが、インフラストラクチャのメンテナンスやアップグレード、セキュリティ パッチ適用などの場合でも、Compute Engine のライブ マイグレーション機能によって SAP システムを稼働し続けることが可能です。また、Google Cloud の柔軟な確約利用割引により、メモリ最適化マシンタイプにおけるコミットメントのもとで、拡大し続けるデータベースを 4 TB インスタンスから新しい 6 TB VM へと移行できます。

さあ始めましょう

新しいマシンタイプの設定やプロビジョニングについては、コンソールだけでなくプログラムからも簡単に行えます。また、C2、M2、N2 の VM を GCP で実行する方法の詳細はマシンタイプ料金設定のページをご覧ください。リージョンとゾーンのページでサポート リージョンの最新情報を入手したら、GCP コンソールにアクセスしてみてください。

- By Hanan Youssef, Product Manager, Compute Engine