Web at Work: Miro がタブをシンクタンクに変える仕組み

※この投稿は米国時間 2023 年 7 月 27 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Web at Work: Miro がタブをシンクタンクに変える仕組み

ブラウザを業務に利用することは、多くの会社で一般的になってきています。Chrome には、日々の生産性を向上できるよう支援してくれるアプリケーションやテクノロジーがひととおり揃ったエコシステムが存在します。「Web at Work」と題したこのシリーズでは、最先端の働き方を促進するブラウザベースのアプリについて詳しく紹介していきます。

今回取り上げるのは Miro です。Miro はイノベーションを実現するビジュアル ワークスペースであり、リアルタイムのコラボレーションやアイデアの構築といった作業をブラウザから直接行うことができます。

創造性を通じて人々をつなぐ 

ハイブリッドやリモートの環境では、対面だけの会議はますます非現実的で、一般的ではなくなっています。それでもコラボレーションを行い、問題を解決して、アイデアを生み出す場は、チームにとって必要です。そこで活用できるのが Miro であり、ブレインストーミングや戦略の策定から、設計、そして実行に至るまで、プロジェクトの最初から最後まで、チームのメンバーが一緒に取り組めるビジュアル プラットフォームです。物理的な場所に関係なく、数百人の人々が 1 つのタブで作業できます。今では、世界中で 5,000 万人を超えるユーザーが Miro を利用しています。

Miro と Google Workspace を併用したシームレスなイノベーション

オンライン コミュニケーション ツールが多数存在していても、分散したチームがアイデアを中心として同時に、そして非同期的につながることができる共通の場所にはメリットがあります。今日、ディスカッションはさまざまなプラットフォームで行われる可能性があるため、連携のずれ、時間の無駄、不要な会議が発生する原因となっています。Miro を導入すれば、異なるデジタル環境間で一緒に作業できる場所が提供されるため、このような課題を解決できます。使い始めるには、まずボードを新規作成するか、チームの事後検証、ユーザー ジャーニー マップ、戦略を可視化できるフローチャートなど、豊富な事前構築済みのテンプレートから 1 つ選びます。感触をつかんでいただくためにも、ぜひ Miroverse をご覧ください。ここでは、多数の企業やユーザーがどのように Miro を活用しているのか確認できます。

Miro は 100 を超えるアプリやアドオンと統合できるため、チームが日常的な業務に使用しているツールを組み込むこともできます。Miro には Google Workspace 用アドオンが用意されているため、ビジュアル ワークスペースは Google のプロダクト スイートとシームレスに連携できます。

たとえば、チームの同期を設定するときに、Miro のボードを Google カレンダーの招待状に追加できます。その後、Google Meet のビデオ通話の最中に、参加者は Miro のボードを会議で直接起動して、一緒にボードを表示したり編集したりできます。このとき、Miro の優れたファシリテーション ツールやプレゼンテーション機能だけでなく、チャット、アンケート、挙手などの Meet の機能をすべて同じタブで利用できます。また、Google ドライブの Miro 用アドオンを使用すれば、Google ドキュメントやスライドなどの関連資料を Miro のボードに取り込むことができます。

これにより、コラボレーションとエンゲージメントが促進され、参加者全員がブラウザを離れることなく、アイデアに貢献したりアイデアを共有したりできます。

1 つのブラウザタブ、無限の可能性

Miro は、自然かつ有意義な形でデジタルを活用したコラボレーションを行えるよう、チームを支援します。その独自の特徴のひとつとして挙げられるのが、キャンバスが無限であることです。つまり人々は制限されることなく、お互いのアイデアを広げ続けることができます。次に世界を変えるような大きなアイデアがどのようなものなのか、誰にもわかりません。しかし、そのアイデアが Chrome のタブ上の Miro のボードから始まる可能性は大いにあるのです。

- マネージング ディレクター、Chrome ブラウザ エンタープライズ GtM リード Lauren Miskelly