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Chrome Enterprise

Chrome Enterprise で生成 AI を管理する

2025年6月10日
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Marijke Hoste

Senior Program Manager, Chrome Enterprise

D’von Jackson

Product Manager, Chrome Enterprise

Chrome Enterprise Premium

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※この投稿は米国時間 2025 年 5 月 21 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

生成 AI は、人々の仕事に対する考え方を変革しています。社内プロセスから顧客とのやり取りに至るまで、企業の規模を問わず、あらゆるものを再考する機会が生まれています。こうした新しい機能は急速に進化しており、IT チームやセキュリティ チームがエンタープライズ データを保護するうえで新たな課題が生じています。

非常に多くの作業がウェブ上で行われているため、さまざまなワークフローにおいて、ブラウザが AI の価値を活用できる特別な場所となっています。Chrome はすでに数億人ものビジネス ユーザーから信頼されており、生産性向上を支援しています。Chrome は、エンタープライズ データを管理およびコントロールする効率的な手段を IT チームに提供し、ブラウザに組み込まれた AI が、従業員のウェブ上での作業方法を変革しています。

従業員の生産性を高める新しい方法

Google I/O で発表したばかりの Gemini in Chrome は、今年後半には企業向けにさらに広くご利用いただけるようになります。従業員は、すでに使用しているブラウザで AI アシスタントを利用できるため、仕事やタスクをより迅速に完了できるようになります。Gemini in Chrome が、現在のタブに表示されている情報の理解を支援し、情報の要約、複雑な問題のトラブルシューティング、新しいアイデアのブレインストーミングなどを迅速に行えるようにします。Chrome Enterprise には、Gemini in Chrome を構成するためのコントロールが用意されています。

企業データの管理

Chrome Enterprise では、以下のようなさまざまな管理オプションをすでに提供しており、組織内での AI の使用方法のコントロールや、企業データに対するリスク管理を行うことができます。

  • 個々の機能を許可またはブロックしてデータの使用方法を定義できるきめ細かいポリシー
  • 新しい AI 機能を自動的に許可またはブロックするグローバルな AI ガバナンス コントロール
  • 高度なデータ損失防止機能、URL フィルタリング、データのマスキング ルール(Chrome Enterprise Premium で適用可能)

これらのコントロールは、Gemini in Chrome と、今後ブラウザに追加される新しい AI 機能で利用できるようになります。ウェブでの生成 AI の活用方法を検討する組織をサポートするために、Chrome Enterprise では、IT チームが強力な社内 AI ガバナンスを構築するうえで役立つガイドを公開しています。「Managing generative AI in the browser(ブラウザで生成 AI を管理する)」をぜひお読みください。

-Chrome Enterprise、シニア プログラム マネージャー、Marijke Hoste

-Chrome Enterprise、プロダクト マネージャー、D’von Jackson

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