Looker Studio の新しいスケジュール設定機能により分析情報を実用化する
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 7 月 1 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
Looker Studio のスケジュール設定レポートを使用すると、チームは、ビジネスユーザーが時間を費やす作業の流れやワークフローの中で、予測可能かつ確実な方法で分析情報をビジネスユーザーに配布できます。これによりデータ文化が醸成されるため、情報をより実践的でコンテキストに応じたものへと変え、チーム間のコラボレーションを実現することができます。本日は、Looker Studio の新しいスケジュール設定機能を 2 つご紹介します。1 つは、異なるフィルタ条件をレポートに適用する機能で、もう 1 つは、レポート内に複数のスケジュールを作成して管理する機能です。これらの機能強化により、データチームはさらにターゲットを絞って、効率的に分析情報を配布できるようになります。
スケジュール フィルタ機能を使用すると、スケジュールを作成または編集するときに特定のフィルタ値を適用できます。これにより、受信者に配信されたレポートにはフィルタ適用後のビューが表示されます。[配信のスケジュール設定] ウィンドウの [フィルタ] セクションに、レポートに適用されるフィルタとデフォルトの値がすべて表示されます。ここでスケジュールのフィルタ値を変更して、配信のスケジュール設定に適用できます。たとえば、複数の地域のチームにレポートを配信するスケジュールを設定し、受信者のグループごとに勤務場所ベースまたは地域ベースでフィルタを適用することができます。


スケジュール フィルタ機能は、すべての Looker Studio ユーザーにご利用いただけます
複数スケジュール機能を使用すると、Looker Studio レポート内で複数のスケジュールを作成し、単一のビューで管理できます。配信の頻度、フィルタ値などのさまざまな条件に基づいて、異なる受信者に同じレポートをスケジュール設定して配信できるようになりました。たとえば、小売店のマネージャーであれば、商品カテゴリに基づいてフィルタしたサプライヤーごとに、異なるメール スケジュールを作成して、カテゴリ別パフォーマンス レポートを送信できます。
すでに作成済みのスケジュールについては、スケジュールのリスト表示から [今すぐ送信] オプションを使用して、1 回限りの配信をすぐに行えるようにもなりました。一時的に配信を停止したい場合は、スケジュールの状態を無効に切り替えることもできます。
複数スケジュール機能は、Looker Studio Pro ユーザーにのみご利用いただけます。


Looker Studio Pro を使用して、チームが実用的な分析情報を効率的に配布できるようにしましょう。機能、料金、無料トライアル オプションなどの詳細をご確認ください。
- Google Cloud、プロダクト マネージャー Shashank Gandhi