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ビジネス インテリジェンス

Gemini Enterprise データを Looker のセマンティック レイヤで制御してユーザーの信頼を確保

2026年8月24日
Tarunima Tripathi

Product Manager

Gemini を今すぐお試しください

職場での AI 活用、その入り口に

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※この投稿は米国時間 2026 年 8 月 12 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

AI エージェントを大規模にデプロイする組織にとって、構造化データと非構造化データのギャップは、しばしば重大な問題となります。大規模言語モデル(LLM)は、テキスト ドキュメント、メール、PDF の解析には優れた力を発揮しますが、企業の未加工データベースには手こずることがあります。一方、標準的な自然言語から SQL への変換(NL2SQL)モデルは、データベース スキーマの相互適合性を推測に頼りがちで、予測不可能なクエリ、一貫性のない指標、AI ハルシネーションを生んでユーザーの信頼を損なう可能性があります。

Gemini Enterprise は、こうした課題を解決する役割を果たします。直感的なチャット インターフェースを通じて Google AI の最先端機能をすべての従業員に提供し、職場における AI 活用の「一元化された窓口」として機能します。しかも、Looker の統制されたセマンティック レイヤが Gemini Enterprise 内における構造化データの信頼できる基盤として機能するようになりました。これにより、Gemini Enterprise のすべてのユーザーは、信頼できるセルフサービス ビジネス インテリジェンスを利用できます。このインテグレーションにより、Looker を使用するアナリストと管理者は、Agent-to-Agent(A2A)プロトコルを介して、会話型エージェントを Gemini Enterprise 環境にネイティブに公開できます。つまり、組織は、AI をフル活用するタスクフォースを編成して、リアルタイム分析を完備した安定性と信頼性の高いツールを提供できるようになったのです。しかも、ツールはワークスペースの日常業務同様、自然言語で対応し、活用することができます。Gemini Enterprise で会話型エージェントを簡単に提供できるようになったことで、必要な情報を見つけやすくなり、データドリブンな文化が促進され、誰もが AI を活用しやすくなりました。

構造化データと非構造化データの両方に対応するセマンティック基盤

Looker のセマンティック レイヤと Gemini Enterprise のインテグレーションにより、構造化データベースと非構造化ドキュメントの両方を 1 か所で、平易な自然言語でクエリできるようになりました。数値を把握するために、もうダッシュボードと他のツールを行ったり来たりする必要はありません。客観的かつ具体的な指標を現実世界のコンテキストに即座に結び付け、問題解決や意思決定を迅速に行うことができます。

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Looker エージェントを公開し、Gemini Enterprise で使用可能に

AI ハルシネーションを最小限に抑える

一般的な AI chotbot は、非構造化クラウド データベースを使用した「収益」や「離脱率」の計算を指示されると、どのテーブルを結合し、どのフィルタを適用し、どのタイムスタンプを信頼するか、などの推測が必要になります。このため、同じ質問をしても、そのときどきでまったく異なる回答が得られたりします。

Looker のセマンティック レイヤは、この推測を排除し、重要なコンテキストをコード化されたデータ形式で Gemini Enterprise にフィードすることで、エージェントが確定的で予測可能な回答を提供できるようにします。

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Gemini Enterprise でユーザーがビジネス KPI をリクエストすると、リクエストは Looker エージェントに直接ルーティングされます。セマンティック レイヤは、バージョン管理されたビジネス ロジックに基づいて、正確な決定論的 SQL を生成します。これにより、たとえば、経営幹部が「収益」を尋ねたときには、推測ではなく、きちんと管理された正確な企業指標が得られるようになります。

堅牢なガバナンスとセキュアなアクセス管理

AI を企業のデータ ウェアハウスに導入する際には、データ ガバナンスとセキュリティが非常に重要です。組織は、企業情報が厳格な権限を通さずに緩く取り込まれたり、インデックス化されたり、公開されたりするリスクを負うことはできません。

その点、Looker と Gemini Enterprise のインテグレーションは、ゼロリスクのパススルー アーキテクチャに基づいて構築されており、データを処理はしますが、永続ストレージには書き込みません。Gemini Enterprise は、基盤となるデータベースのレコードを取り込んだり、複製したり、保存したりすることはありません。代わりに、Looker とのインテグレーションにより、A2A プロトコルを介して安全かつセキュアに運用し、次の基本原則に沿って処理します。

  • OAuth 認証: Gemini Enterprise 内で Looker エージェントを使用する際、エンドユーザーはセキュアな 1 回限りの OAuth 同意を提出する必要があります。これにより、Gemini セッションが特定の Looker 認証情報にバインドされます。

  • 強力なガバナンスの適用: アーキテクチャはライブ パススルー クエリに依存しているため、Looker の既存の行および列単位のアクセス制御が維持されます。

  • 厳格なセキュリティ分離: ユーザーが Looker プラットフォーム内で、たとえば地域別の給与や財務など、機密データの行を表示する権限を持たない場合、Looker エージェントは Gemini 環境でそのデータを能動的に制限します。エージェントを Agent Gallery に公開してアクセスしやすくしても、確立済みのセキュリティ制御がバイパスされることはありません。

技術的な機能性とエンタープライズ対応

A2A プロトコルを介して Gemini Enterprise にネイティブにデプロイできる Looker エージェントの効果は、スマートさの向上だけにとどまりません。セキュリティを犠牲にせずに、インタラクティビティと相互運用性を高める効果もあります。たとえば、このリリースには以下の機能が含まれています。

優れたビジュアル インタラクティビティ: グラフのサポート

「1 枚の写真は千の言葉に値する」と言われますが、ユーザーが Gemini Enterprise 内の Looker エージェントとやり取りすると、プラットフォームはテキストによる説明だけでなく、ネイティブでインタラクティブなデータグラフを提示できます。たとえば、月次販売実績や地域別の分布などの視覚的なトレンド情報を求めると、Looker エージェントはデータベース レスポンスを、プレゼン資料にそのまま使えるような豊かなビジュアルにマッピングして、ユニバーサル チャット ボックス内に直接表示します。

注: バージョン 26.12 より前の Looker リリースで Gemini Enterprise に Looker エージェントを公開した場合は、これらの強化されたビジュアリゼーション機能を活用するために、エージェントを 26.12 以降のリリースで更新することをおすすめします。

ファースト パーティおよびサードパーティ エージェントとの相互運用性

Gemini Enterprise に公開された Looker エージェントは、他のさまざまなエージェントおよびデータソースのコンテキストを理解することができます。Looker エージェントは、標準的な通信フレームワークを活用して、構造化され、管理されたインサイトを Deep Research エージェントなどの他のファースト パーティ Google Cloud エージェントや外部のサードパーティ エージェントとセキュアに共有し、構造化されたワークフローを作成できます。これにより、複雑なマルチエージェント オーケストレーションが可能になり、企業の運用エージェントが Looker エージェントからデータを取得して、別の生産性ワークフローやサプライ チェーン ワークフローにフィードできます。

Looker ベースのユーザー認証

企業のガバナンスを維持するために、Looker と Gemini Enterprise のインテグレーションでは、ID を中心とした堅牢な認証モデルが実装されています。ユーザーは、1 回限りの OAuth 同意を提出し、基盤となる Looker 認証情報にアクティブな Gemini Enterprise セッションをセキュアにバインドする必要があります。これにより、データベースに送信されるすべての会話型クエリがユーザーレベルで認証され、既存の Looker 権限構造、行レベルのデータアクセス フィルタ、列レベルのマスキング ルールが例外なく適用されます。

信頼できるデータをもたらす Gemini Enterprise

エージェント型 AI は未来の仕事を支えます。Gemini Enterprise は、このエージェント型 AI をデジタル タスクフォースとしてグローバルに展開する一元化されたセキュアなアーキテクチャを提供し、企業の開発者、従業員、顧客のための最先端の Google AI でビジネスを力強く後押しします。

Looker と Gemini Enterprise のインテグレーションにより、信頼できるデータ分析がビジネス ユーザーに提供されるだけでなく、豊かなインタラクティビティ、視覚的なグラフ、データ ストーリーテリングが日常のワークスペースに直接追加されます。ビジネス ユーザーは、エージェントを活用した、この新しい働き方を取り入れることで、テキストによる回答を得るだけでなく、そのままプレゼン資料に使えるような、運用指標や複雑な分析情報をわかりやすく提示するビジュアリゼーションを得ることができます。

まず、Gemini Enterprise でデータ エージェントを公開する方法を学び、エージェントの事前定義されたコンテキストと分析力を組織全体で利用できるようにしましょう。

- プロダクト マネージャー、Tarunima Tripathi

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