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黒人歴史月間: Google Cloud を利用した黒人ファウンダーの成功を祝して: Get Optimal Tech

2021年3月3日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 2 月 19 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

2 月は黒人歴史月間です。これは、アフリカ系の偉人と歴史を称え、振り返るために集う期間です。4 週間にわたり、黒人ファウンダーによるスタートアップ 4 社と、これらの企業における Google Cloud の活用法を取り上げます。第 3 回となる今回は、Optimal Technology Corporation とその創業者である Reginald Parker 氏が登場します。Google Cloud の使いやすいツールによってどのようにイノベーションを迅速に進められたのか、そして特に環境に配慮した Cloud テクノロジーを通じてどのようにサステナビリティを高めていったかについて同氏に具体的に語っていただきました。

MIT の調査によると、商業ビルでは毎年 360 億ドル以上に相当するエネルギーが無駄になっています。商業ビルのオーナーの多くはエネルギー使用量をモニタリングしておらず、再生可能エネルギーのメリットも理解していません。また、常駐の施設管理者から有用な情報を得ることもできていません。これを解決するために生まれたのが Optimal です。施設管理者やエネルギー管理者の常駐が必要な競合サービスとは異なり、Optimal Tech では Facility Management as a Service(FMaaS)を利用して、建物の所有者がスマートにエネルギーコストを抑えられるようにすることを目指しています。

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Optimal の経営陣。(左から右)Reginald Parker(ファウンダー兼プレジデント)、Tim Webb(最高事業開発責任者)、Charelle Lans(オペレーション担当バイス プレジデント)、William McCarroll(導入担当バイス プレジデント)

当社のプロダクト CARI™(Controlling Assets with Reliable Intelligence)は、ビジネス インテリジェンスとレコメンデーションを建物の所有者に直接提供することで、より多くの情報に基づく意思決定を可能にするものです。CARI™ は重要な設備のライフサイクルの質および期間を向上し、企業が日々直面している数十億ドル規模のエネルギー問題の解決をサポートします。

これまでに 1,000 以上の CARI™ ソリューションを米国内のホテルに導入し、CO2 排出量を年間で 6,800 トン(推定)削減しています。CARI™ を導入したホテルでは光熱費が最大 70% 削減され、投資収益率が最大 35% 向上すると見込まれています。

エネルギー市場への参入

エネルギー業界で黒人主導のスタートアップを立ち上げた私にとって、参入の足掛かりを作ることは非常に困難でした。私の知る限り、アフリカ系アメリカ人の中で大規模ソーラー ファームを開発したのは私が初めてです。10 か国にわたり太陽エネルギーの重要性と持続可能性を訴えてきましたが、そのうち 9 か国が白人主導の競合企業とビジネスを行っていました。この体験を通じて多くの国が太陽エネルギーに前向きであることがわかった一方で、黒人のファウンダーを受け入れる環境が整っていないこともわかりました。

その後ある国で私の提案が受け入れられ、以前は綿畑だった場所に 25 エーカー規模の太陽光発電施設を建設できました。奴隷制度や黒人差別政策、そしてその遺産は今でも私に影響を及ぼしています。私の母はかつて小作制度のもとで綿花を栽培し、父はたばこを栽培していました。私は会社を立ち上げたことを、自身の家族、そして奴隷の子孫がどこまで変わりうるかを示す良い機会だととらえました。私の祖先がこの国で味わったことに比べれば、私が会社を立ち上げるときに受けた差別など大したことはありませんが、日々の生活の中には今でも人種差別が形を変えて残っています。

Google Cloud のクリーン テクノロジーで顧客のエネルギー戦略を支援

Google Cloud の使いやすいテクノロジーのおかげで、シンプルかつ再現可能な方法でデバイスをスケールできるようになりました。完全統合型のマネージド パイプライン サービスなくしてこれを実現することは不可能です。

当社の多数の IoT(モノのインターネット)デバイスを管理し、デバイスのデータをシームレスに収集および統合することでお客様が情報に基づいた意思決定ができるようにする方法を私たちは探してきました。お客様が複数のデバイスをまとめて管理しながら、エネルギー戦略全体を把握できるようにするため、IoT CoreFirebase が極めて重要な役割を果たしています。

当社では、Dataflow(中でも特に Pub/Sub)を使用して多数のデバイスからすべての顧客データを集約し、知見に関するカスタマイズ レポートをお客様に送信しています。特に BigQuery に収集されたデータを CARI™ で活用することで、お客様に提供するカスタマイズ レポートの使い勝手がよく、エネルギー消費効率を改善するために重要な情報を絞り込んだものになるようにしています。

さらに Google Cloud は、再生可能エネルギーだけで運営されており、再生可能エネルギーの購入額が世界最大級の企業の一つです。エネルギーの効率的な使用を目指す企業にとって、クリーンなクラウド プロバイダである Google Cloud と提携するのはいたって自然なことといえます。

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Google for Startups: Black Founders Fund - エネルギー業界における革新的な事業およびエネルギー貧困に対する取り組みをサポート

Google for Startups のおかげで Optimal はエネルギー市場に参入し、自社のテクノロジーを発展させ、エネルギー貧困をなくすというミッションを広く展開することができました。ナイジェリア、ガーナ、ニカラグアを訪れて以来、エネルギー貧困が私の頭から離れなくなりました。ハビタット フォー ヒューマニティでは、エネルギー貧困を、「開発を進めるうえで必要な、適正かつ低コストで信頼性が高く、高品質で安全な、自然に配慮したエネルギー サービスを利用できない状態」と定義しています。アフリカ各国を訪れる中で 1 日に何度も停電が発生しました。そのせいで騒ぎになることもありましたが、こうした国では停電が日常茶飯事でした。Optimal では約 5,000 世帯にエネルギーを安定的に供給するべく、ガーナ、ナイジェリア、リベリアでマイクログリッドの構築に取り組んでいます。

エネルギー業界への参入で奮闘するなか、Google for Startups: Black Founders Fund の重要性を実感しています。一般的にどのビジネスでも黒人が資金を確保するのは難しく、これまで白人が支配してきた業界に参入するとなるとさらにハードルが上がります。Black Founders Fund は、5 万ドルもの株式外の資金提供をしてくれただけでなく、エンジニアリング、ネットワーキング、目標設定、販売チャネルといった分野で 1対1 の助言をしてくれました。それだけではありません。黒人が主導していて同じような困難に直面しているスタートアップがビジネスを拡大できるように、必要なテクノロジーと 10 万ドル分の Google Cloud クレジットを私も含めたファウンダーに提供してくれました。黒人が主導する他のスタートアップの仲間たちは互いに責任を分かち合い、得がたい愛情とサポートを提供してくれます。十分なサービスを受けられないコミュニティに属するスタートアップにとって、これらは何よりも重要です。Google は創業当初から変わらずサポートを続けてくれています。全員をご紹介することはかないませんが、当社のこれまでの道のりを支えてくれた Gibran Khan 氏や Nicole Froker 氏、Nia Froome 氏をはじめとする Google 社員の皆様に感謝の意を表します。Optimal Tech は 2021 年以降も、Google から学び、ともに成長していくことを楽しみにしています。

Google Cloud がスタートアップを支援する仕組みについて詳しくは、こちらのスタートアップ ページにアクセスし、毎月のスタートアップ ニュースレターに登録して、コミュニティ アクティビティ、デジタル イベント、スペシャル オファーなどをご確認ください。

-Get Optimal Technology ファウンダー Reginald Parker 博士(MBA 取得)

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