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アプリケーション モダナイゼーション

信頼性、費用、運用、レイテンシのニーズを満たす 6 つのデプロイ アーキタイプ

2024年6月25日
Kumar Dhanagopal

Cross-Product Solution Developer

Sekou Page

Outbound Product Manager

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※この投稿は米国時間 2024 年 6 月 18 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Cloud にアプリケーションをデプロイすることを計画しているクラウド アーキテクトや IT 意思決定者が行う最初のステップは、可用性、レイテンシ、パフォーマンス、費用の要件を満たすデプロイ アーキタイプを選択することです。では、デプロイ アーキタイプとは何でしょうか。それは、アプリケーションのビジネス要件と技術要件を満たすクラウド トポロジを構築する基盤として使用するアーキテクチャ モデルです。

最近公開した Google Cloud デプロイ アーキタイプ ガイドで説明しているように、Google Cloud 6 つのデプロイ アーキタイプ(ゾーン、リージョン、マルチリージョン、グローバル、ハイブリッド、マルチクラウド)をサポートしています。

  • ゾーン: アプリケーションは単一の Google Cloud ゾーンで実行されます。

  • リージョン: アプリケーションのインスタンスは、単一の Google Cloud リージョン内の複数のゾーンで独立して実行されます。

  • マルチリージョン: アプリケーションは、複数の Google Cloud リージョンの複数のゾーンで独立して実行されます。

  • グローバル: アプリケーションは、グローバルに分散された(ロケーション非認識の)スタックまたはリージョンに分離されたスタックとして、世界中の Google Cloud リージョンで実行されます。

  • ハイブリッド: アプリケーションの特定の部分は Google Cloud にデプロイされ、他の部分はオンプレミスで実行されます。

  • マルチクラウド: アプリケーションの一部は Google Cloud にデプロイされ、他の部分は他のクラウド プラットフォームにデプロイされます。

次の図は、Google Cloud で実行されている 6 つのアプリケーションを示しています。この例の各アプリケーションは、アプリケーション固有の要件を満たす個別のデプロイ アーキタイプを使用しています。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/deployment-archetypes.max-1500x1500.png

Google Cloud デプロイ アーキタイプ ガイドでは、これらの 6 つのデプロイ アーキタイプについて詳しく説明し、各デプロイ アーキタイプのユースケースと設計上の考慮事項を示しています。

また、それらの使用が適している状況に関する詳細なガイダンスも示しています。クラウド アプリケーションのデプロイ アーキタイプを選択する際は、可用性、費用、運用の複雑さなど、ときには相反する設計目標間のトレードオフを考慮する必要があります。利用可能な選択肢を検討できるように、Google Cloud デプロイ アーキタイプ ガイドでは、アーキタイプの比較分析を提供しています。たとえば、アプリケーションが複数の国のユーザーにサービスを提供し、かつ高可用性が求められる場合は、マルチリージョン デプロイ アーキタイプが必要になるでしょう。一方、単一リージョンの従業員のグループが使用する内部アプリケーションの場合は、可用性よりも費用を優先し、リージョン デプロイ アーキタイプを選択したほうがよいかもしれません。

次に、アプリケーションのデプロイ アーキタイプを選択したら、Google Cloud サービスを使用してクラウド アーキテクチャを構築する必要があります。そのために、次のリファレンス アーキテクチャと設計ガイドを用意しています。

クラウド アプリケーションに最適なデプロイ アーキタイプを決定することは、クラウド アーキテクチャの構築における重要なステップです。この決定は、使用できる、または使用すべき Google Cloud のプロダクトと機能に関するその後の設計上の意思決定に影響を与え、またその簡素化にも役立ちます。Google Cloud デプロイ アーキタイプ ガイドの情報をぜひご活用ください。

-クロス プロダクト ソリューション デベロッパー Kumar Dhanagopal
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アウトバウンド プロダクト マネージャー Sekou Page
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