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API 管理

Application Integration で MongoDB コネクタを使用する

2023年10月17日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 10 月 11 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

デジタル トランスフォーメーションが急速に進むなか、企業は競合他社に先行するために、ビジネス運営のためのスケーラブルな統合ソリューションを提供することに尽力しています。このような要求に対応するために、多くの組織が、Application Integration のような高度なインテグレーション ツールを活用しています。Google Cloud の Integration-Platform-as-a-Service(iPaaS)ソリューションである Application Integration は、さまざまなビジネス運営を支えるために必要な多くのアプリケーション(Google Cloud サービスやサードパーティの SaaS)とデータをつなげて管理できる中核的なインテグレーション ツールの包括的なセットを備えています。Application Integration は、90 を超える Integration Connectors を提供し、MongoDB のようなデータソースへの接続など、インテグレーションの構築を支援します。

MongoDB は、デベロッパー指向のアプリケーション データ プラットフォームで、統一された言語インターフェースを使用してさまざまなデータに簡単にアクセスでき、データ処理プロセスを簡素化できます。MongoDB Atlas は MongoDB のクラウド版で、シンプルなデプロイおよび管理オプションを備えたフルマネージドのデータベースです。また、MongoDB Atlas を基幹運用データベースとして使用している多くのお客様が、ビジネス プロセスを自動化するために Application Integration を使用しています。Application Integration は、データやアプリケーションを接続する複雑なタスクを簡素化し、ヘルスケア、小売、製造、金融、通信、保険など、さまざまな業界のユースケースに適用できます。このブログ投稿では、サンプルのユースケース、Application Integration と MongoDB コネクタを使用した小売業務、プライベート VPC ネットワーク接続での Private Service Connect(PSC)の活用について説明します。

ユースケース

小売 e コマース企業は、MongoDB に運用データを保存することで、運用面でのアジリティとスケーラビリティを強化できます。オムニチャネルの小売エクスペリエンスの成功とサプライ チェーンの効率化には、整合性のあるリアルタイム データが不可欠です。MongoDB と Application Integration の機能を説明するために、システムに保存されている商品の詳細データに焦点を当てます。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/aplication-integration-arch-diagram.max-700x700.png

オムニチャネル アプリケーションのエクスペリエンスを求める場合、最新の商品カタログには、複数のシステムからのすべてのデータを統合したビューが必要であり、これが信頼できる唯一の情報源となります。オペレーショナル データレイヤ(ODL)を従来のリレーショナル レイヤの前に配置することで、既存のアーキテクチャを置き換える必要がなくなります。MongoDB を ODL として使用することで、既存システムのワークロードの軽減、可用性の向上、ユーザーへの応答時間の短縮が可能になります。

Application Integration を使用して以下の図のようなオーケストレーションを構築すると、MongoDB と既存システム間でデータをリアルタイムに同期できます。

既存システム(リレーショナル データベース)で商品データが変更されると、変更ストリームを使用してリレーショナル データベースと MongoDB が同期します。Application Integration の Pub/Sub トリガーは、既存システムから変更ストリームを受け取り、ワークフローで Application Integration の MongoDB 接続を呼び出します。Pub/Sub トリガーからのメッセージは、Data Mapper を使用してインテグレーションにマッピングでき、MongoDB コネクタを使用して MongoDB に挿入できます。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/Application_integration_flow_diagram.max-1300x1300.png

MongoDB コネクタを使用すると、MongoDB でのドキュメント オブジェクトの挿入、更新、削除などの操作が可能になります。MongoDB のクライアントサイド暗号化フレームワークもサポートしているため、暗号化を使用してドキュメントを更新することもできます。使用例についてはこちらをご覧ください。各操作は、Application Integration Connector タスクのアクションとして公開されます。

プライベート サービスの接続

MongoDB と Application Integration の間の接続を保護するために、MongoDB から読み書きを行う Google Cloud の Private Service Connect が MongoDB コネクタでサポートされるようになりました。Private Service Connect は、MongoDB へのオンプレミス接続とプライベート接続をサポートし、ユーザー エクスペリエンスを効率化します。MongoDB コネクタのプライベート エンドポイントを構成する詳しい手順については、こちらをご覧ください。

まとめ

このブログ記事では、MongoDB Atlas と Application Integration を組み合わせることで、e コマース アプリケーションのためのオムニチャネル エクスペリエンス ソリューションを構築する方法をご紹介しました。また、MongoDB Atlas と Application Integration 間のデータ処理のセキュリティ強化に Private Service Connect が役立つこともご紹介しました。詳しくは、以下のリソースをご覧ください。

ー MongoDB、シニア パートナー ソリューション アーキテクト Venkatesh Shanbhag 氏

ー プロダクト マネージャー Madhuvandhini B

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