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AI & 機械学習

Google Cloud と SBIグループが共催「SBI AI Digital Summit」AI エージェントによる新たなビジネス価値創出の可能性を探る

2026年3月23日
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Google Cloud Japan Team

2026 年 2 月 20 日、Google Cloud と SBI グループは、両社の戦略的パートナーシップの強化を目的として「SBI AI Digital Summit」を開催しました。午前中は「NotebookLM」や「Gemini Enterprise」を活用した実践的なハンズオンワークショップを実施し、午後には Google DeepMind や SBI グループ各社による実践的なユースケースのセッション、そして新入社員による熱気あふれるアプリ開発発表会が繰り広げられました。AI を「検討するフェーズ」から「実装するフェーズ」へと移行するグループ全体の強い熱意が示されました。本記事では、当日の熱気あふれる様子をお届けします。

開会挨拶と基調講演

オープニングを飾ったのは、SBIホールディングスの副島 豊氏と、Google Cloud の綱田 和功です。副島氏は、LLM が人間とシステムの自然言語によるコミュニケーションを可能にしたことで、「System of Engagement(顧客との関わり方)」の領域で大きな変革が起きており、今後は AI エージェント同士のコミュニケーションが人間の業務を置き換えていく可能性について語りました。続いて登壇した綱田は、世界最高峰の研究機関である Google DeepMind の研究成果をエンタープライズ企業に短期間で安全に届ける Google の強みや、エージェンティック・コマースの普及に向けた「Universal Commerce プロトコル(UCP)」などの標準化の取り組みを紹介しました。

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SBIホールディングスの春木 俊介氏のセッションでは、ローコード・ノーコードツールや SaaS に組み込まれた AI 機能を活用した業務効率化とペーパーレスの推進事例が紹介されました。業務の可視化から始め、AI エージェントを活用したデータの一元化や自動分析など、日々の業務における「小さな成功体験」を積み重ねることの重要性が説かれました。

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AI Deep Dive

Google DeepMind の佐野 大樹は、産業革命、情報革命に続く「知能革命」の本質が AI の自律化にあると解説しました。マルチモーダル AI である Gemini が「理解」「思考」の段階から、自律的にタスクを実行する「行動」の能力を獲得した最新モデル「Gemini 3」の圧倒的な進化と、電子透かし技術「SynthID」による責任ある AI 構築の取り組みについて紹介しました。

Google Cloud の庄司 哲也は、生成 AI から AI エージェントへの進化について解説しました。AI がユーザーの意図を理解し、自律的に計画・行動・修正を繰り返す AI エージェントによってワークフロー全体を自動化することが経営インパクトを生み出す鍵であるとし、それを実現するためのエンタープライズ向けプラットフォーム「Gemini Enterprise」の多彩な機能とガバナンスについてデモを交えて語りました。

参加者からは、「AI の進化が非常に速い中、今回のセミナーで現状の整理とグループの方向性を確認できたのは非常に良い機会でした」といった感想が寄せられ、最新技術への期待の高さがうかがえました。

SBI グループの AI トランスフォーメーション

SBIホールディングスの Labiblais Rahman 氏のセッションでは、AI を使いこなせる組織へと進化するための独自のフレームワークが紹介されました。組織におけるAI普及の鍵として「ビジネスギャップ」「プロンプティングスキル」「AIパフォーマンス」の3つを提唱。とりわけ、大きな正解を一つ探すことに固執せず、現場の小さな課題を AI で着実に解決していくアプローチに参加者の関心を集めました。

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また、SBIホールディングスの森田 大輝氏は、「デジタル従業員」としての AI エージェントを内製開発し、ゆくゆくはグループ外へ「AI エージェント派遣」という新しいビジネスとして展開していく壮大な構想や、ネット証券における顧客体験の変革について発表しました。

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熱気あふれるアワード

後半の目玉は、「SBI AI Digital Award 2026」と「AI Agent 選手権」の表彰式です。

SBI AI Digital Award 2026 は SBIグループ内でビジネスに大きなインパクトを与えた取り組みが表彰され、受賞者による素晴らしいプレゼンが行われました。

見事「Google 賞」に輝いたのは、SBI ホールディングスの齊郷 遥南氏、鍋倉 由樹氏による「クリエイティブ制作エージェント」です。分析から制作、さらに法律やブランドガイドラインに基づく審査までを AI エージェントで一気通貫で行うという、Gemini Enterprise などをフル活用した見事な実装でした。

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(写真左から)Google Cloud 綱田 和功 / SBI ホールディングス 齊郷 遥南氏 / SBI ホールディングス 鍋倉 由樹氏

優秀賞を受賞した SBI いきいき少額短期保険様、SBI ペット少額短期保険様は、ペット保険の支払い査定業務に AI を導入し、処理時間を半減させるなど、大きな業務時間削減の成果を発表されました。

社内の現場主導の変革を促す「AI Agent 選手権」の表彰式では、実用性の高いエージェントが多数表彰されました。ニュースから自社の株価変動要因を予測するボットや、毎日の人事関連法改正ニュースをピックアップするツールなどが高く評価されました。また、「AI を使って何かできないか」という曖昧な相談に対して最適な社内ポータルの情報を案内する「AI活用-あいまい検索」など、現場の悩みに寄り添ったアイデアも最優秀賞に輝きました。

白熱の未来志向チャレンジ

続いて行われた「未来志向チャレンジ発表会」では、54 名の新入社員が半年間かけて取り組んだ生成 AI アプリ開発の中間報告が披露されました。グループを横断した最適な金融商品を提案する営業支援 AI「SBI Bridging AI」、社内の暗黙知を形式知化する「先輩 AI(senp-AI)」、過去のインシデント情報を統合・分析する「SBI AI Incident Dashboard」など、現場の課題に直結したアプリがデモンストレーションを交えて次々と発表されました。

アンケートでは、「新入社員のプレゼンが想定以上によかった」「AI に対する会社の熱量を感じた」といった声が多数寄せられました。新入社員の熱意とアプリの高い完成度は、参加したシニア層の期待を大きく上回り、組織全体の AI 推進への強い刺激となりました。

まとめ

最後に、SBIホールディングス CTO の木村 紀義氏が閉会の挨拶に登壇しました。社内の DX 化に対する課題認識を示すとともに、新入社員の積極的な提案を称賛しました。そして、「来年度は全社を挙げて本気で AI を活用し、金融ビジネスに大きな変革をもたらすための徹底的な投資を行っていく」という強力なコミットメントが示されました。

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今回のイベント「SBI AI Digital Summit」は、参加者から「現場感溢れる実践的な発表が多かった」と高く評価され、SBI グループが AI と共に新たなビジネス価値を創出していく「AI ネイティブ」な組織へと進化する強力な推進力となりました。

Google Cloud は今後も、SBI グループのベストパートナーとして、AI を活用したビジネス変革を強力に支援してまいります。

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