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AI & 機械学習

Gemini Enterprise、業界特化型ソリューション向けに進化

2026年8月26日
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Thomas Kurian

CEO, Google Cloud

領域特化型の新しい AI スキル、エンタープライズ データコネクタ、オープンなパートナー統合により、金融機関や企業におけるエージェンティック ワークフローの安全な導入を実現

※この投稿は米国時間 2026 年 8 月 26 日に、Google Cloud blog に投稿された Gemini Enterprise for Financial Services および Gemini Enterprise for Legal の抄訳です。

Google Cloud は本日、金融サービス向け AI Gemini Enterprise for Financial Services および法務向け AI Gemini Enterprise for Legal の提供開始を発表しました。あらゆる専門家が日々の業務プロセスに合わせて Google AI を活用できるようにネイティブ設計し、安全でガバナンスの行き届いた Gemini Enterprise プラットフォーム上に構築した、業界特化型のパッケージ ソリューションのシリーズの第一弾です。 

各業界向けソリューションは、すぐに導入可能な領域特化型の AI 機能を備えています。これには調整済みのエージェント、多様なワークフローの管理を簡素化する専用の「スキル」、データコネクタ、特定業界向けに最適化したモデルなどが含まれます。 Google Cloud のインフラストラクチャと Gemini Enterprise プラットフォーム上に構築したこれらのソリューションは、エンタープライズ プラットフォームに求められるセキュリティ、ガバナンス、コンプライアンス、コスト マネジメント機能を提供します。顧客データ、ビジネス ルール、知的財産、カスタム エージェント、モデルの出力結果は組織固有のプライベートな状態を維持し、リスクマネジメント、監査ログ、ガバナンスをプラットフォーム アーキテクチャに直接組み込んでいます。さらに、インフラストラクチャやモデルからアプリケーション レイヤーに至る Google Cloud のフルスタック アプローチにより、組織はパフォーマンスとコストを最適化し、AI 投資の価値を最大限に引き出せます。 

Gemini Enterprise for Financial Services によるイノベーション、セキュリティ、コンプライアンスの融合 

資産の保護にスピードが求められる現在の市場において、汎用的な AI ツールには規制対象となる金融機関が求めるセキュリティ、リアルタイムな精度、データリネージが不足しています。また、手作業によるレポート作成によって、アナリストは迅速なインサイトの抽出ではなく、定型的なデータ収集に貴重な時間を費やしています。エージェンティック AI が業界標準となりつつある中、従来のマニュアル作業に依存したままの機関は、提案、価格設定、市場変化への対応において不利な状況に直面します。 

Gemini Enterprise for Financial Services は、モデルと金融サービス業界に必要なデータ、システム、専門知識、統制機能を統合するプラットフォームを提供し、これらの課題を解決します。 

Google Cloud の CEO である Thomas Kurian は次のように述べています。「金融分野の専門家は、特定のモデルやエコシステムにロックインされることなく、日常的に使用する IT システムと接続し、高度なセキュリティとコンプライアンスを備えた AI プラットフォームを求めています。 Gemini Enterprise for Financial Services により、検証可能なデータの説得力を備えた金融ワークフロー向けのエージェント機能を提供し、金融機関が AI イノベーションを確実な競合優位性へと変えられるよう支援します。」 

Gemini Enterprise for Financial Services の主な構成要素: 

  • Financial Research エージェント: Google が管理するこのエージェントは、完全な説明可能性を備えたエンドツーエンドのリサーチを自動化します。50 以上の基礎的なスキルを備え、確信度スコア、明示的な手法、監査を容易にするデータ スナップショット、確実な検証を可能にする正確な情報源の引用を通じて、推論プロセスの透明性を提供します。ユーザーは Gemini Enterprise app から直接エージェントにアクセスできるほか、 Agent2Agent (A2A) API を介して既存のエージェント ワークフローに接続できます。エージェントは Model Context Protocol (MCP) 統合を介して多種多様なエンタープライズ データソースに直接接続し、個別のニーズに合わせたカスタマイズ可能なレポートやドキュメントを生成します。 

  • 業界特化型金融スキル: 業界特化型スキルにより、ブランド ガイドラインの適用からレポートのフォーマット作成、特定データへのアクセスに至るまで、反復的な作業のショートカットを作成できます。プライベート エクイティの専門家、資産運用担当者、コンプライアンス チームのいずれが使用する場合でも、本ソリューションは信用リスク評価、ポートフォリオ モニタリング、市場ニュースの要約、調査型財務リサーチなど、多様なワークフローに適応します。スキルは Financial Research エージェント内で利用できるほか、お客様が自社で構築するエージェントからもアクセス可能です。 

  • コネクタ: 本ソリューションは、CoinDesk Data & Indices、Daloopa、Dun & Bradstreet、FactSet、Finnhub、Fiscal.ai、Guidepoint、LSEG、Moody’s、MSCI、PitchBook、S&P Global、SEC Edgar などのライセンス取得済みデータソースに対する 13 のセキュアな統合を提供し、顧客環境内で直接設定できます。 

  • サードパーティ エージェントおよびパートナー エコシステム: Gemini Enterprise for Financial Services は、法人顧客のオンボーディング加速と Know Your Customer (KYC) コンプライアンス強化を実現する D&B Business Verification エージェント、ローン パックの完全性確認、書類抽出、キャピタル マーケット向けのデータ照合を行う FlowX エージェント、プライベート マーケットや法人融資チームによる複雑な財務分析の加速を支援する Obin Financial エージェント、多段階の分析、レポート作成、リサーチ ワークフローに対応する S&P Global Data Retrieval エージェント、複雑なエネルギーやサステナビリティに関するデータを財務ワークフロー向けの迅速なインサイトに変換する S&P Global Energy Horizons エージェントなど、 Google Cloud のパートナー エコシステムが提供する複数のサードパーティ エージェントへ簡単にアクセスできます。 

Gemini Enterprise for Financial Services は、すでに CME Group や、 Financial Research エージェントの主要な設計パートナーである Deutsche Bank をはじめとするグローバル金融機関が導入しています。 BNYCiti WealthLloyds Banking GroupMacquarie BankSignal Iduna などの多くの大手金融機関が、生産性と効率性を向上させる先進的なエージェンティック ワークフロー ツールとして利用を進めており、 Gemini Enterprise の導入の勢いは急速に高まっています。 

法務実務向けに特化した AI である Gemini Enterprise for Legal 

企業が複雑なエンドツーエンド プロセスの自動化を進める一方で、汎用ツールには厳格な機密保持、倫理的障壁(エシカル ウォール)、検証済みの法的根拠、完全なデータ隔離など、法務作業が求める統制機能が欠けています。分断されたポイント ソリューションや単体のモデルを組み合わせてこの問題に対処しようとすると、システム統合にかかるコストが増大し、脆弱なワークフローにつながります。 

Gemini Enterprise for Legal は、これらの要件に焦点を当てて設計しており、契約レビュー、デュー デリジェンス、規制モニタリング、プライバシー リクエストなどの法務ワークフロー全体を実行する特化型スキル、パートナー エージェント、コネクタを提供します。主要なドキュメントおよび案件管理システムへのセキュアなコネクタを通じて、組織のエシカル ウォールを自動的に引き継ぎます。リサーチ出力はモデルの学習データだけでなく一次法源に基づき、組織のデータ、プレイブック、クライアント ファイル、交渉ポジションは常にプライベートな領域内に保護します。 

Gemini Enterprise for Legal の主な構成要素: 

  • 法務エージェント向け特化型スキル: Gemini Enterprise for Legal には、準備書面の作成、引用の検証、コントラクト ライフサイクル マネジメント、規制動向の監視、データ 主体 アクセス リクエスト (DSAR) への対応など、複雑で高度な法務業務で AI エージェントを導く特化型スキルが含まれています。 

  • コネクタ: 本ソリューションは、 Docusign、Everlaw、Harvey、iManage、Legora、NetDocuments、RelativityOne、Solve Intelligence、Thomson Reuters など、主要な法務業界プラットフォームへのセキュアな Model Context Protocol (MCP) 統合を提供します。 

  • サードパーティ エージェントおよびパートナー エコシステム: Gemini Enterprise for Legal は、本プラットフォーム上で開発を行う法務技術プロバイダーのネットワークに加え、Accenture、Deloitte、Devoteam、Eudia、Factor Law、KPMG、Tribe AI、Valtech、Zazmic、Zencore、66degrees などの大手コンサルティングパートナーやシステム インテグレータへのスムーズなアクセスを提供します。 

Google Cloud の CEO である Thomas Kurian は次のように述べています。「エージェンティック AI により、法務の専門家は過去の判例のリサーチ、複雑な論理展開の構築、定型作業の自動化を実現し、クライアントに大きな価値を提供できるようになります。一方で、これらのエージェンティック ワークフローのすべての側面が正確かつ事実に基づき、法的根拠に裏付けられていることが非常に重要です。 Gemini Enterprise for Legal は、現代の法務における複雑な実務に対応しながら、チームが自信を持って戦略的なアドバイスに集中できるよう、重要な根拠付けとガバナンス機能を提供します。」 

提供時期 

Gemini Enterprise for Financial Services および Gemini Enterprise for Legal は、本日より世界中の Google Cloud をご利用のお客様向けにプレビュー版として提供を開始します。ソリューションの詳細については、 Gemini Enterprise for Financial Services ブログおよび Gemini Enterprise for Legal ブログをご覧ください。 

Google Cloud について

Google Cloud は、AI インフラストラクチャ、Gemini をはじめとする先進的なモデル、データ管理、マルチクラウド セキュリティ、開発ツール、さらにエージェントやアプリなど、強力で最適化された AI スタックを提供し、エージェント時代に向けた組織の変革を支援します。200 以上の国と地域で、信頼されるテクノロジー パートナーとして選ばれています。

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