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AI & 機械学習

AI を駆使した世界で将来に備えるには: Hoplo との Q&A

2024年2月27日
Google Cloud Japan Team

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Google's most advanced multimodal model in Vertex AI

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※この投稿は米国時間 2024 年 1 月 26 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Hoplo 20 年以上にわたり、企業の働き方を再定義する先進的な AI 搭載ソリューションでイタリア市場を開拓してきました。Hoplo は最新の技術的ブレークスルーを実現するために研究開発に多額の投資を行っており、大学と緊密に連携してデジタルの未来を築く次世代のデータ サイエンティストやエンジニアを育成しています。AI を駆使した世界に適応し、そのためのトレーニングを行う Hoplo のアプローチについて詳しく学び、他社のリーダーが Hoplo の経験から学べることを探るため、Hoplo の創業者である Roberto Murgia 氏と COO Valter Pasinato 氏に話を伺いました。

質問:

Hoplo は何を行っていますか?どのようにクライアントのさまざまなニーズに対して AI を活用できるよう支援しているのですか?

Valter Pasinato:

Hoplo はデジタル製品のイノベーターとしてイタリアで認められているマーケティング プラットフォームです。私たちは、製品開発に重点を置き、システム インテグレータと協力してコードを実装することで、従来企業のお客様とデジタル ネイティブなお客様の両方にサービスを提供しています。この 2 年間で生成 AI に対する関心が爆発的に高まったことで、私たちは生成 AI が市場にもたらす価値を見出し、2023 3 月に生成 AI をベースとした高品質なコンテンツ エディタである Teriyaki をリリースしました。

質問:

20 年にわたる業界の知識と、ここ数年で AI が急速に成熟した状況の中で、なぜこの種のイノベーションにさらに投資すべき時期が来たと判断したのですか?

Valter Pasinato:

私たちは常に、既存の製品を最新のイノベーションで強化することに重点を置いており、AI が他のあらゆるアプリケーションを構築するための中核になり得ると気づきました。当初は適切なリソースを確保するのが困難でしたが、現在ではサルデーニャに拠点を置く 20 人の開発チームと完全に専任の AI チームがいます。

質問:

日々変化する状況の中で、インフラストラクチャと人材の選択をどのように行っているのか教えていただけますか?

Roberto Murgia:

私たちにとって最も重要なのは、使用するプラットフォームのトレーニングとチューニング機能です。だからこそ私たちは Google Cloud と連携し、Vertex AI を活用しているのです。AI では状況が常に変化するため、私たちのテクノロジーは柔軟性や管理性に優れ、学習しやすいものである必要があります。当社のデベロッパーやエンジニアは、技術的な面で遅れを取らないよう、常に新しいスキルを身につける必要があります。たとえば、現在私たちが力を入れているのは検索拡張生成(RAG)ソリューションの開発です。RAG は、高度な検索機能と生成プロセスを独自に組み合わせています。「Teriyaki」プラットフォームのカスタマイズされた RAG ソリューションは、この点に着目して作成されました。実際、大規模言語モデル(LLM)を特定のユースケースのシナリオに合わせて調整する手法として、RAG アプローチの人気が今後高まっていくと確信しています。

質問:

Google Cloud が提供する多様なモデルとチューニング機能が、Hoplo Vertex AI を選んだ主な要因だとおっしゃっていましたね。それについて、もう少し詳しく教えてください。Google Cloud が競合他社のソリューションよりも魅力的だった理由は何ですか?

Roberto Murgia:

Model Garden の役割が大きかったですね。オープンソースのモデルにアクセスでき、独自のモデルを投稿することもできます。つまり、私たちのソフトウェアをモデルに接続できる場所がひとつに集約されたのです。また、強力でスケーラブルなデータセットを作成するためのソフトウェアの欠かせない部分として、ベクトル検索も使用しています。アクセシビリティと使用できるモデルのオープン性を高めるため、テキスト読み上げと音声入力を使用しています。

質問:

自社のモデルを他の企業と共有し、自作モデルをベースにして他の人が構築できるようにしようと思ったきっかけは何ですか?

Valter Pasinato:

開発者と言語モデリングの両方の立場から柔軟に問題を解決できるよう、私たちは常にユースケースからスタートします。私たちは AI の初期段階にあり、多くのお客様が試験運用段階にあるため、その真価をお客様に示すにはさらに深く掘り下げる必要があります。多くのお客様が依然として AI は魔法であると思い込んでいるため、私たちの仕事の大半は、今何ができるのか、そして将来何ができるのかを理解してもらうための教育を提供することになります。

質問:

リーダーたちが AI を導入する、あるいは AI 主導のイノベーションに乗り出すとき、彼らの多くは自分が何に取り組んでいるのかわかっていません。彼らはその価値を理解していますが、一夜にしてすべてを実現できるわけではないことも知っています。では、どうすれば効率的な方法で舵を切れるのでしょうか?

Valter Pasinato:

そのためには、KPI を評価し、お客様に測定可能なメリットを提供することに立ち返りましょう。費用の削減もその一環ですが、それよりも柔軟性とスケーラビリティが重要です。AI のパイオニアとして、私たちは KPI を中心にお客様と基盤を築く必要があります。そうでなければ、泥水の中にいるようなもので、足場を見つけるのが難しくなります。

質問:

KPI に関して言うと、あらゆる種類のものを測定できます。デプロイに至ったモデルの数は、AI の成功を示す一種の指標ではありますが、それは成功の主な尺度ではありません。本当の価値はどうやって測るのですか?

Valter Pasinato:

テクノロジーによってユーザーの生産性を向上させることです。コンプライアンスの制約のもと、短期間で大量の情報を処理しなければならない企業の法務部門を想像してみてください。適切なツール、テクノロジー、トレーニングを提供することで彼らの時間を 50% 節約できれば、その価値を彼らが理解できる言葉で表すことができます。

質問:

半年ですべてが変わる可能性があることは承知していますが、10 年後の AI の姿についてのアイデアは至るところに転がっています。地に足がついた現実的な、しかも革新的なビジョンを企業が描くにはどうすればいいでしょうか?

Valter Pasinato:

私たちは将来について多くのことを考えています。私たちは、次にくる大きな波は Artificial Capable IntelligenceACI)になると考えています。これは、システムが音声などから言語を認識するだけでなく、コンテキストを理解し、ユーザーとシステムでリアルタイムに操作できることを意味します。現在、私たちが基本的に ACI の第一波を構築していると言えます。今後数年のうちに、単なるコンテンツ主導型ではなく、実用的なものができるようになるでしょう。予測できるのは AI が変化していく速さだけです。

Vertex AI の詳細については、プロダクト ページをご覧ください。2023 年以降の Google Cloud AI に関するトップ ソート リーダーシップについては、こちらの記事をご確認ください。

-Google Cloud コンテンツおよび編集担当編集長
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