概要
自動支払い請求期間は、基準額に基づく請求期間です。Google Cloud の費用の合計が Cloud 請求先アカウントの基準額に達した時点か、前回の自動請求から 30 日後に（いずれか早いほう）、リンクされたお支払い方法（クレジット カードまたは銀行口座など）に自動的に請求されます。
請求内容
Google Cloud の費用と以前の請求期間の未払い料金の両方が請求されます。
| 請求額 | = | 現在の費用 （この請求対象期間の費用） |
+ | 未払い残高 （前の請求対象期間の未払い費用） |
例 1
1 月 20 日に、Google Cloud の費用が自動的に請求されます。 Google Cloud サービスは引き続き実行され、費用が発生します。請求処理後のアカウント残高が $5 だったとします。
請求が発生してから 30 日の間、Google Cloud の料金が Cloud 請求先アカウントの基準額を下回ったとします。
- 最後の自動請求から 30 日後の 2 月 19 日のどこかの時点で請求処理が行われます。
- この 30 日間の費用は $175 でサービス調整額は $0.50 でした。したがって、この期間の請求金額は $174.50 となります（$175 - $0.50）。
- また、最後の自動請求日から未払いの残高 $5 が残っていることに注意してください。$174.50 に加算され、2 月 19 日の最終的な請求総額は $179.50 となります。この金額はその日の終わりに [最終残高] 列に表示されます。
- ただし、この請求は 1 日の途中までの料金で、Google Cloud サービスの 1 日分の料金の請求ではありません。この日は $165 のみが請求されています。これは、Google Cloud が支払いをリクエストする前の残高の合計額になります。
- 請求処理後のアカウント残高は $14.50（$179.50 - $165）になります。2 月 20 日に「開始残高」と表示され、次の請求に引き継がれます。
例 2
例 1 から 3 月 10 日までに、Google Cloud の未払い料金が Cloud 請求先アカウントの基準額に達したか、基準額を超えたとします。
- 3 月 10 日に Google Cloud の費用が自動的に請求されます。Google Cloud サービスは引き続き実行され、費用が発生します。
- 4 月 9 日が 30 日の期間の最終日になるので、この日に 30 日間の請求期間がリセットされます。
- 4 月 9 日までに Google Cloud の未払い料金が Cloud 請求先アカウントの基準額を超えた場合、その時点で自動的に請求が行われ、30 日間の請求期間がリセットされます。
- Google Cloud の未払い料金が Cloud 請求先アカウントの基準額を下回った場合は、最後の自動請求から 30 日後の 4 月 9 日に請求が行われます。
請求に関するよくある質問
同じ月に 2 回以上の請求がある
請求期間が自動支払いのアカウントの場合、請求は月 1 回または月末に発生するとは限りません。主にご利用限度額（アカウントに設定された費用の限度額）に基づいて、月を通していつでも処理が行われます。費用が限度額に達すると請求処理が開始されるため、同じ月に 2 回以上請求がある場合もあります。
たとえば、ご利用限度額が $50 の場合は、費用が $50 に達するたびに請求が行われます。このため、1 か月の総費用が $150 の場合は $50 ごとに 3 回請求が行われます（3 x 50 = 150）。
手動支払いの手続きをしたのに請求がある
Cloud 請求先アカウントの請求期間が自動支払いに設定されているときに、手動支払いを選択すると、自動払いの請求期間に請求される場合があります。その理由を説明します。
お支払い手続きを行った時点で、自動支払いの請求処理が始まっていた場合: 自動支払いの請求処理は定期的に行われるため、お支払い手続きを行った時点で自動支払いの請求処理が始まっていた場合は、お支払い手続きをしても請求が行われる場合があります。このような状況は、ご利用限度額に近づいたときや月末、または 30 日の請求対象期間の終わりに近いタイミングでお支払いを行った場合に発生する可能性があります。
請求対象期間の締めが発生した場合: 手動でのお支払いを終えた後にアカウントの請求対象期間の締めが発生した場合は、これまでどおり行われます。請求対象期間は、アカウントの料金がご利用限度額に達するか、最後の自動支払いから 30 日が経過したかのいずれか早い時点で締められ、自動請求が行われます。