EXPORT DATA
ステートメント
EXPORT DATA
ステートメントは、クエリの結果を外部ストレージにエクスポートします。ストレージの場所は Cloud Storage である必要があります。
EXPORT DATA OPTIONS (export_option_list) AS query_statement
ここで
export_option_list
には、エクスポート先の URI など、エクスポート オペレーションのオプション リストを指定します。query_statement
は SQL クエリです。クエリ結果は外部の宛先にエクスポートされます。
format
オプションを使用して、エクスポートされるデータの形式を指定します。次の制限が適用されます。
- ネストや繰り返しのあるデータを CSV 形式でエクスポートすることはできません。
- JSON 形式でデータをエクスポートする場合、
INT64
データ型は JSON 文字列としてエンコードされ、64 ビットの精度が維持されます。
export_option_list
オプション リストには、エクスポート オペレーションのオプションを指定します。オプションの一覧を NAME=VALUE, ...
の形式で指定します。
uri
と format
は必須です。uri
オプションは、1 つ以上のファイルへのデータのエクスポートの説明に従って、単一のワイルドカード URI にする必要があります。
オプション | |
---|---|
compression |
圧縮形式を指定します。指定しない場合、エクスポートされたファイルは圧縮解除されます。サポートされる値: |
field_delimiter |
フィールドの区切りに使用する区切り文字。デフォルトは 適用対象: CSV。 |
format |
エクスポートされるデータの形式。サポートされる値: |
header |
適用対象: CSV。 |
overwrite |
|
uri |
エクスポート先の URI。 例: |
例
CSV 形式でのデータのエクスポート
次の例では、データを CSV ファイルにエクスポートしています。宛先の場所を上書きしてヘッダー行を作成し、';'
を区切り文字として使用するオプションもあります。
EXPORT DATA OPTIONS(
uri='gs://bucket/folder/*.csv',
format='CSV',
overwrite=true,
header=true,
field_delimiter=';') AS
SELECT field1, field2 FROM table1 ORDER BY field1 LIMIT 10
Avro 形式でのデータのエクスポート
次の例では、Snappy 圧縮を使用して Avro 形式でデータをエクスポートしています。
EXPORT DATA OPTIONS(
uri='gs://bucket/folder',
format='AVRO',
compression='SNAPPY') AS
SELECT field1, field2 FROM table1 ORDER BY field1 LIMIT 10