App Engine の料金

スタンダード環境フレキシブル環境とでは、アプリの料金が異なります。 どちらの環境のアプリにも、App Engine に加えて使用するプロダクトによっては、他の Google Cloud プロダクトの料金が発生することがあります。また、どちらの環境のアプリにも、特定の使用量割り当てと上限が適用されます。

App Engine スタンダード環境の料金

スタンダード環境内のアプリには、App Engine リソースの無料枠が提供されます。無料枠を超えて App Engine リソースを使用すると、このセクションに記載されている料金が発生します。

次の表に、アプリが無料枠を超えた後に適用される 1 時間あたりの課金料金を示します。課金料金は、アプリに指定したインスタンス クラスによって異なります。

米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。

インスタンス時間の累積はインスタンスが起動した時点で開始されます。終了時点は、インスタンスに指定したスケーリングのタイプに応じて以下のように異なります。

  • 基本または自動スケーリング: 課金はインスタンスが最後のリクエストを処理してから 15 分後に終了します。
  • 手動スケーリング: 課金はインスタンスがシャットダウンしてから 15 分後に終了します。

App Engine によって作成されるアイドル状態のインスタンスの数が、Google Cloud コンソールの [パフォーマンス設定] タブで指定した最大数を超えると、超過分のインスタンスはインスタンス時間に累積されません。

スタンダード環境でのネットワーク リソース

次の表に、スタンダード環境の App Engine ネットワーク リソースの課金料金を示します。

* URL 取得サービスから Google API(*.googleapis.com)へのトラフィックは除きます。

米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。

以前の App Engine リソース

次の表に示すリソースは、スタンダード環境の第 1 世代ランタイム(Go 1.11、Java 8、PHP 5、Python 2)と一部の第 2 世代ランタイム(Go 1.12 以降、Java 11/17、PHP 7/8、Python 3)で使用できます。

新しい App Engine ランタイムに移行する場合は、バンドルされていない Google Cloud サービス、サードパーティのサービス、または独自仕様の App Engine バンドル サービスと同等の機能を備えるその他の推奨された代替サービスを使用することをおすすめします。

* Blobstore は、Cloud Storage バケット(App Engine のデフォルト バケットを含む)を使用して blob を保存できます。費用については、Cloud Storage マルチリージョン バケットの料金をご覧ください。

**Search API 呼び出しの各タイプの詳しい説明については、JavaPython のドキュメントをご覧ください。

米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。

App Engine フレキシブル環境の料金

フレキシブル環境では、App Engine から無料枠が提供されません。

フレキシブル環境で実行されるアプリは、指定された仮想マシンタイプにデプロイされます。これらの仮想マシンリソースは秒単位で課金され、最小使用料金は 1 分間分です。

メモリリソースに対する課金には、アプリで使用されたメモリとアプリを実行するためにランタイム自体に必要なメモリが含まれます。これは、メモリの使用量と費用がアプリのために要求された最大メモリを超える可能性があることを意味します。

次の表は、フレキシブル環境におけるさまざまなコンピューティング リソースの時間単位の課金料金をまとめたものです。

米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。

App Engine は、アプリのビルドとデプロイに Cloud Build を使用します。Cloud Build には独自の割り当てが付与されます。App Engine にアプリをデプロイするたびに、この割り当ての一部が使用されます。Cloud Build は無料枠を提供しているため、この無料枠を超えるまでは App Engine アプリのデプロイに費用は発生しません。Cloud Build の割り当てと料金については、Cloud Build の料金をご覧ください。

次の一覧に、App Engine アプリでよく使用される Google Cloud リソースに関する料金情報を示します。

課金管理

プロジェクト オーナーが課金管理者になり、課金関連の基本的な作業を行う必要があります。 詳細については、サポートのヘルプページで課金管理者の管理方法をご確認ください。

課金設定

Google Cloud プロジェクトを作成する際には、請求先アカウントを追加して課金を有効にします。App Engine では、すべてのプロジェクトで有効な支払い方法を指定する必要があります。無料の使用量上限を超えるコンピューティング リソースに対してのみ課金されます。

プロジェクトの作成前に請求先アカウントが設定されている場合には、プロジェクトへの課金がデフォルトで有効になります。複数の請求先アカウントが設定されている場合には、プロジェクトに関連付けるアカウントを選択する必要があります。プロジェクトを作成するときに請求先アカウントがない場合は、請求先アカウントを追加して、そのプロジェクトの課金を有効にする必要があります。

アプリを無効にする場合は、アプリに対する課金も無効にする必要があります。無効にしないと、データストア ストレージなどの固定料金がアプリに引き続き課金されます。

課金について

アプリの料金を確認するには、Google Cloud コンソールで [ お支払い] に移動します。請求先アカウントを選択して、[履歴] ページに移動します。

課金や支払いの履歴を確認できるのは、課金管理者だけです。書面での請求書は請求先に送付されません。

[料金の履歴] には、アカウントのリソースの使用料とお支払いに関連するすべてのアクティビティが表示されます。このレポートでは、米国太平洋時間を使用しています。

毎日と毎月の課金額

料金は日単位および月単位で記載されます。

  • 毎日: 毎日、実際に使用したリソースの料金が課金されます。無料枠までの使用量は合計使用量に含まれますが、課金対象にはなりません。無料枠を超えた使用量に対しては、所定の金額で課金されます。
  • 毎月: 毎月初日に、前月の毎日の課金額が合計され、税額が計算されます(該当する場合)。この合計金額がアプリに設定されたお支払方法で請求されます。

税金

国によっては、App Engine の料金が課税対象になる場合があります。お住いの地域で課税される場合には、使用料金に所定の税額が加算されます。税金は、1 日の費用の計算後に請求に追加されます。 請求に含まれる税金を確認するには、Google Cloud コンソールで [お支払い] に移動します。請求先アカウントを選択し、[履歴] ページに移動して取引履歴を表示します。

猶予期間

アプリの現在の課金ステータスは、Google Cloud コンソールの App Engine ダッシュボードで確認できます。期日までに支払いが行われないと、アプリのアカウントは滞納者となり、猶予期間に入ります。未納料金は猶予期間が終わるまでに支払う必要があります。猶予期間中も引き続きアプリは実行できますが、予算が制限されます。猶予期間内に支払いを行わないと、割り当てがデフォルト レベルに戻ります。

[料金の履歴] ページで [お支払い] をクリックすると、未納金の支払いができます。お支払いの前に [課金設定] ページで別のお支払方法を追加したり、アカウントの問題(カードの期限切れなど)を解決したりしなければならない場合があります。お支払いが完了すると、課金ステータスが有効に変わります。

使ってみる

Google Cloud を初めて使用される方は、アカウントを作成して、実際のシナリオでの App Engine のパフォーマンスを評価してください。新規のお客様には、ワークロードの実行、テスト、デプロイができる無料クレジット $300 分を差し上げます。

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Google Cloud の従量制課金では、使用したサービスに対してのみ料金が発生します。カスタム見積もりをご希望の場合は、Google のセールスチームにお問い合わせください。
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