Anthos の料金は、Anthos クラスタ vCPU の数に基づいて、すべてのマネージド Anthos クラスタに適用され、時間単位で課金されます。vCPU が「管理下にある」と見なされるのは、Anthos コントロール プレーンによって vCPU がスケジュール可能なコンピューティング容量であると認識されている場合です。つまり、関連するユーザー クラスタ内のすべての vCPU が該当し、管理クラスタとマスターノードは除きます。ユーザー クラスタの vCPU の数を確認する方法については、以下のクラスタ キャパシティについてをご覧ください。
Anthos には 2 つの料金オプションがあります。
- 従量課金制: Anthos が管理するクラスタの使用料金は、以下の料金に従って請求されます。セットアップ ガイドの手順に沿って、従量課金制 Anthos をいつでも開始できます。
- サブスクリプション価格。確約利用期間の割引価格が適用されます。月単位のサブスクリプションは、環境に関係なく、それぞれの請求料金で Anthos のすべてのデプロイメントに適用されます。月額利用料金を超えた使用量は、下記の従量課金制のレートで計算され、毎月の請求書に超過料金として表示されます。サブスクリプションの月額利用料は、使用量が少なくても調整されません。Anthos の使用量とサブスクリプションのコストメリットを継続的にモニタリングしておくと、次の更新時にサブスクリプションを適切に調整できます。 登録方法については、セールスチームにお問い合わせください。
次の価格表は、従量課金とサブスクリプションの両方の Anthos 料金を示しています。料金は米ドル(USD)で表しています。米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。各請求期間の最終日に、期間中の使用量と料金が記載された請求書が送信されます。
従量課金制(時間単位) | 従量課金制(月単位)M | サブスクリプション(月単位)M | |
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Anthos(Google Cloud)GC | $0.01233/vCPU | $9/vCPU | $6/vCPU |
Anthos(AWS)AWS | $0.01233/vCPU | $9/vCPU | $6/vCPU |
Anthos(接続クラスタ - マルチクラウド) | $0.01233/vCPU | $9/vCPU | $6/vCPU |
Anthos(オンプレミス - VMware) | $0.10274/vCPU | $75/vCPU | $50/vCPU |
Anthos(オンプレミス - ベアメタル) | $0.10274/vCPU | $75/vCPU | $50/vCPU |
M - 1 か月あたり 730 時間に基づいた推定月額料金。
GC - Anthos on Google Cloud の価格には、Compute Engine、Cloud Load Balancing、Cloud Storage などの Google Cloud リソースの料金は含まれていません。
AWS - Anthos on AWS の価格には、EC2、ELB、S3 などの AWS リソースに関連する料金は含まれていません。AWS リソースの料金はお客様でお支払いください。
Anthos を初めてご利用になる場合は、Anthos on Google Cloud を最大 $900 分、または 30 日間(いずれか早いほう)無料でお試しいただけます。トライアル中は該当する料金が請求されますが、同時に同額のクレジット(最大 $900)を差し上げます。トライアル中も適用可能なインフラストラクチャの使用料が請求されます。現在 Anthos サブスクリプションを利用されている場合はこのトライアルをご利用いただけません。登録するには、Cloud Marketplace の Anthos ページにアクセスして [試用を開始] をクリックします。
Anthos の使用を停止する場合は、Anthos の無効化の手順に沿って操作してください。
クラスタ キャパシティについて
各ユーザー クラスタの vCPU キャパシティ(Anthos の請求に使用)を確認するには以下のコマンドを実行します。
kubectl get nodes -o=jsonpath="{range .items[*]}{.metadata.name}{\"\t\"} \
{.status.capacity.cpu}{\"\n\"}{end}"
付属のシステムログ
Anthos のエンタイトルメントには、Cloud Logging によるシステムログの収集と保存が含まれます。これには、_Default
ログバケットへのログの取り込みと、デフォルト保持期間である 30 日間の保存が含まれます。システムログには以下が含まれます。
コンテナ化されたシステム コンポーネント
Anthos エンタイトルメントには、次の名前空間にあるコンテナ化されたシステム コンポーネントからのログが含まれます。
- kube-system
- istio-system
- knative-serving
- gke-system
- config-management-system
- gke-connect
- monitoring-system
- gatekeeper-system
- cnrm-system
コンテナ化されない systemd
サービス
- docker
- container-runtime / containerd
- kubelet
- kubelet-monitor
- node-problem-detector
- kube-container-runtime-monitor
- node-journal
- kube-node-installation
- kube-node-configuration
- kube-logrotate
デプロイ オプションの詳細
Anthos の各コンポーネントには、オンプレミス向けとクラウド向けのさまざまなデプロイ オプションが用意されています。コンポーネントのデプロイ オプションの詳細については、Anthos のデプロイ オプションをご覧ください。