ストレージ ドライバをインストールする

このトピックでは、クラスタに Container Storage Interface(CSI)ストレージ ドライバをインストールする方法について説明します。

概要

デフォルトでは、AWS 上の Anthos クラスタは、デフォルトの StorageClass を使用して AWS EBS ボリュームをプロビジョニングします。ワークロードで別の種類のストレージ ボリュームを使用する必要がある場合は、互換性のある CSI ドライバをインストールしてアクセスできます。

Container Storage InterfaceCSI)は、準拠したストレージ システムに Kubernetes ワークロードへのアクセスを許可するオープン標準 API です。CSI を使用すると、サイズ変更やスナップショットなどの最新のストレージ機能も使用できます。

CSI ドライバをインストールしたら、Kubernetes StorageClass を作成する必要があります。StorageClass のプロビジョナーとして CSI ドライバを設定します。その後、StorageClass をデフォルトに設定するか、StorageClass を使用するようにワークロードを構成できます。カスタム StorageClass で StatefulSet を作成する方法ついては、ワークロードでの StorageClasses の使用をご覧ください。

ベンダーの CSI ドライバをインストールする

CSI ドライバのインストール手順をストレージ ベンダーから提供されます。CSI ドキュメントの CSI ドライバの一覧をご覧ください。

CSI ドライバのインストール手順に従ってください。完了したら、このページの次の手順に進みます。

ドライバのインストールを確認する

CSI ドライバをインストールしたら、次のコマンドを実行してインストールを検証します。

kubectl get csinodes \
  -o jsonpath='{range .items[*]} {.metadata.name}{": "} {range .spec.drivers[*]} {.name}{"\n"} {end}{end}'

CSI ドライバの使用方法

CSI ドライバを使用する手順は次のとおりです。

  1. provisioner フィールドで、ドライバを参照するカスタム StorageClass を作成します。

  2. 次のいずれか方法でストレージをプロビジョニングできます。

CSI ドライバでサポートされる StorageClass の考慮事項

StorageClass を作成するときは、次の点を考慮します。

  • プロビジョナー名など、StorageClass に指定するドライバ固有のパラメータについては、CSI ドライバのドキュメントをご覧ください。

  • StorageClass には、特定のドライバやその背後にあるアプライアンスの名前ではなく、プロパティの名前(fasthighly-replicated など)を指定する必要があります。StorageClass にプロパティの名前を指定すると、異なるクラスタや環境で同じ名前の StorageClass を作成できます。次に、同じ StorageClass を使用するようにワークロードを構成します。

次のステップ

  • CSI ドライバを参照する StorageClass を作成する。