Config Sync マネージド リソースの表示

gcloud anthos config sync resources コマンドを使用すると、Config Sync が管理するリソースを一覧表示できます。マネージド リソースをクラスタ、グループ、種類、Namespace、名前、ステータス、またはこれらの属性の組み合わせでフィルタリングすることもできます。Google Cloud コンソールでクラスタ リソースを表示することもできます。

始める前に

Google Cloud コンソールで Config Sync リソースを表示するには、単一クラスタのマネージド リソースを一覧表示するに進みます。gcloud alpha anthos config sync resources を使用する前に、次の手順を完了します。

  1. 次のコマンドを実行して、Google Cloud CLI コンポーネントを更新します。

    gcloud components update
    
  2. まだ行っていない場合はクラスタを登録します。Console を使用して Config Sync をインストールして構成した場合は、この手順をスキップできます。

  3. 登録済みクラスタが GKE クラスタでない場合、プラットフォーム管理者がクラスタの Connect Gateway を設定する必要があります。

  4. 次のコマンドを実行して、プロジェクトを設定します。

    gcloud config set project PROJECT_ID
    

    PROJECT_ID は、Config Sync が設定され、実行されているプロジェクト ID に置き換えます。

基本的な使い方

すべてのマネージド リソースを一覧表示する

   gcloud alpha anthos config sync resources list

このコマンドにより、現在のプロジェクト内の登録済みクラスタに同期されているすべてのマネージド リソースが一覧表示されます。出力は次のようになります。

┌───────────────────┬───────────────────────────┬──────────────────────────┬──────────────────┬───────────────────────────────────────────┬─────────┬───────────┐
│    CLUSTER_NAME   │           GROUP           │           KIND           │    NAMESPACE     │                    NAME                   │  STATUS │ CONDITION │
├───────────────────┼───────────────────────────┼──────────────────────────┼──────────────────┼───────────────────────────────────────────┼─────────┼───────────┤
│ cluster-1         │                           │ Namespace                │                  │ default                                   │ Current │           │
│ cluster-1         │ rbac.authorization.k8s.io │ RoleBinding              │ default          │ viewers                                   │ Current │           │
│ cluster-2         │                           │ Namespace                │                  │ gamestore                                 │ Current │           │
│ cluster-2         │ rbac.authorization.k8s.io │ RoleBinding              │ gamestore        │ gamestore-admin                           │ Current │           │
│ cluster-2         │ rbac.authorization.k8s.io │ RoleBinding              │ gamestore        │ gamestore-webstore-admin                  │ Current │           │
└───────────────────┴───────────────────────────┴──────────────────────────┴──────────────────┴───────────────────────────────────────────┴─────────┴───────────┘

出力の各行に、マネージド リソースとそれに対応するステータスが表示されます。

  • CLUSTER_NAME は、マネージド リソースが同期されたクラスタの名前です。
  • GROUP は、マネージド リソースのグループ属性です。
  • KIND は、マネージド リソースの種類属性です。
  • NAMESPACE は、マネージド リソースの名前空間です。
  • NAME は、マネージド リソースの名前です。
  • STATUS は、マネージド リソースの調整ステータスです。表示されるステータスのリストについては、Kubernetes Sig のドキュメントをご覧ください。
  • CONDITION は、マネージド リソースのステータスを説明するメッセージです。

単一クラスタのマネージド リソースを一覧表示する

クラスタごとにマネージド リソースを表示するには、gcloud コマンドを使用するか、Google Cloud コンソールでクラスタを表示します。

gcloud

--cluster フラグを使用すると、特定のクラスタのマネージド リソースを一覧表示できます。たとえば、次のコマンドでは、cluster-1 という名前のクラスタのマネージド リソースを一覧表示します。

gcloud alpha anthos config sync resources list --cluster=cluster-1

出力は次のようになります。

┌───────────────────┬───────────────────────────┬──────────────────────────┬──────────────────┬───────────────────────────────────────────┬─────────┬───────────┐
│    CLUSTER_NAME   │           GROUP           │           KIND           │    NAMESPACE     │                    NAME                   │  STATUS │ CONDITION │
├───────────────────┼───────────────────────────┼──────────────────────────┼──────────────────┼───────────────────────────────────────────┼─────────┼───────────┤
│ cluster-1         │                           │ Namespace                │                  │ default                                   │ Current │           │
│ cluster-1         │ rbac.authorization.k8s.io │ RoleBinding              │ default          │ viewers                                   │ Current │           │
└───────────────────┴───────────────────────────┴──────────────────────────┴──────────────────┴───────────────────────────────────────────┴─────────┴───────────┘

Google Cloud コンソール

  1. Google Cloud コンソールの場合:
    • Google Kubernetes Engine を使用している場合は、[構成とポリシー] セクションで、GKE の構成ページに移動します。

      [構成管理] に移動

    • Anthos を使用している場合は、[構成とポリシー] セクションで、Anthos の構成ページに移動します。

      [構成管理] に移動

  2. 表示するクラスタの名前の横にあるコンテキスト メニュー を選択し、 [同期ステータスを表示] を選択します。

    このページには、リポジトリとその同期ステータスが一覧表示されます。RootSync オブジェクトの場合、このリストには、クラスタ スコープのリソースと Namespace スコープのリソースの両方を含めることができます。RepoSync オブジェクトの場合、このリストには、RepoSync オブジェクトと同じ Namespace のリソースが含まれています。

  3. リソースの詳細を表示するには、表示するリポジトリの名前の横にある [リソースを表示] を選択します。

    このページには、各リソースとそれらのリソースのステータスが一覧表示されます。たとえば、リソースに問題がある場合は、[ステータス] 列に Failed が表示されます。[条件] 列で、詳細情報を確認できます。